12月17日、カラカス首都圏チャカオ市アルタミラ地区北部において徒歩で通行中の者を狙った誘拐事件が発生しました。

 
報道によれば，１２月以降，新しい複数の誘拐犯グループが暗躍しており，犯罪件数が増加しています。

 

 
１　発生日時

平成２９年１２月１７日（日）午前７時３０分頃

 
２　発生場所

カラカス首都圏チャカオ市アルタミラ地区北部コタ・ミル高速道路付近

 
３　状況

男性（４０歳代）が，道路に車を停め徒歩で通行中，西方向から走行してきた車両が，突然，同男性の横で停車して，同車両から出てきた犯人によって車両内に押し込まれて拉致されました。その後，同男性は，市内を数時間，連れ回され，親族が身代金を支払うことで解放されました。警察が現在，捜査中です。

 
４　新しい誘拐犯グループの特徴

（１）深夜だけではなく，早朝（午前６時～８時）及び人通りの少ない場所でも犯行に及ぶ。

（２）人通りの少ない土・日曜日にも犯行に及ぶ。

（３）女性・子供も誘拐の対象としている。

（４）身代金は，１，０００米ドル以下の現金を要求する。

（５）犯人グループは，４～５名の青年グループで構成されており，主な武器は小型拳銃。

（６）計画性がなく，車に乗車して短時間，被害者を物色した後，犯行に及ぶ。

 
５　注意事項

（１）近場であっても，車両による行動をお願いします。

（２）誘拐事件の被害者のほとんどが，単独で行動しているところを狙われていますので，常に，２人以上で行動するように心掛けて下さい。

（３）車両を使用している場合でも，誘拐事件は，交通量や照明の少ない場所，警察が検問していない場所で多発しています。

 
在ベネズエラ日本国大使館

 
出典：外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成