ベネズエラのテロ・治安詳細情報.001

民放「ラディオ・カラカス・デ・テレビシオン(RCTV)」局の放映停止から10年となるところ,5月27日(土),野党連合MUDは,全国において検閲に反対する抗議集会・デモを呼びかけています。4月以降,野党支持者と治安機関(国家警備軍(GNB),国家警察(PNB))の衝突が相次いでおり,多数の死傷者や逮捕者が出ているほか,夜間には,貧困地区の一部住民が,店舗を襲撃したり建物に火を放ったりする等,混乱を助長しています。つきましては,不測の事態に備え下記の情報をご参照頂き,集合場所付近には絶対に近づかないようにお願いします。

 

 
1 内容
民放「ラディオ・カラカス・デ・テレビシオン(RCTV)」局の放映停止から10年となるところ,5月27日(土),野党連合MUDは全国において,検閲に反対する抗議集会・デモを呼びかけています。

 
2 抗議集会の予定
5月27日(土)午後0時頃より,カラカス首都圏の以下の2ヶ所の場所に集合した後,バルータ市ラス・メルセデスのアルフレッド・サデル広場までデモを行う予定です。
(1)ペタレ地区ドュルセ・ノンブレ・デ・ヘスス教会(スクレ市)
(2)チャカイート地区ファン・パブロ2世広場(チャカオ市)

 
3 注意事項
(1)27日(土)は,バスや地下鉄等の公共交通機関が閉鎖されるほか,フランシスコ・ファハルド高速道路,フランシスコ・デ・ミランダ通り等の主要道路が閉鎖されると予想されます。
(2)これまで,国家警備軍(GNB)や国家警察(PNB)が,道路封鎖や催涙弾等を使用して,リベルタドール市内へのデモの進入を阻止する構えを見せていたことから,抗議集会後,デモ隊が,バルータ市内からリベルタドール市内へ移動する動きを見せた場合,プラザ・ベネズエラやフランシスコ・ファハルド高速道路のベジョ・モンテ付近において,デモ隊との衝突が予想されます。
(3)抗議集会後,チャカオ市内各地(カントリークラブ地区,アルタミラ広場等)にデモ隊が再集合し,これを排除しようとする治安機関との衝突の可能性があるほか,リベルタドール市1月23日地区,エル・パライソ地区,エル・バジェ地区,スクレ市ペタレ地区等で,夜間,小規模の暴動や略奪,道路でゴミを燃やす等の騒擾事案が発生するおそれがあります。
(4)抗議集会・デモの時間や場所の変更の可能性もありますので,外出時には,事前に,外出先や経路の状況を確認して下さい。また,治安機関は,デモを制圧する際,たびたび催涙ガスを使用しており,催涙弾が人体に直撃して死亡する事件も発生しているほか,催涙弾の中には,劇症アナフィラキシーショック死や視覚障害,脳障害を引き起こす可能性のあるガスも含まれています。そのため,催涙弾が使用される場面に遭遇してしまった場合は,風上や建物内に避難するようにして下さい。
(5)現下の厳しい経済状況や治安の悪化もあり,当面,夜間早朝の外出及び不要不急の外出は極力控え,できる限り,食料品・飲料水等の備蓄に努め,やむなく外出せざるを得ない場合には,テレビ・ラジオ・インターネット等で,事前に外出先や経路の状況を確認するようにお願いいたします。

 
在ベネズエラ日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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