メキシコのテロ・治安詳細情報.001

 
以下の注意点に留意してください。

 

 
1 被害の概要

9月8日午後9時30分頃、被害者の邦人がタクシー(UBER)を利用し、宿泊先の民宿に戻ろうとしていた。Cuauhtemoc区Guerrero地区、、レフォルマ通りのシモンボリバル・ロータリーからペドロ・モレノ通りに入るための交差点において、赤信号で停車していたところ、口元にバンダナを巻いた2名組の若者のうち、1名が車の前方からけん銃を向けながら歩いてきて運転席の窓を叩いてきた。犯人は、抵抗した運転手をけん銃で殴りつけ、所持していたiPhoneを強奪した。その後、助手席に乗車していた同乗者からiPhoneを奪い、更に、後席に乗車していた被害者から旅券や携帯電話等が入ったカバンを強奪した後逃走した。被害者の邦人にケガはなかった。

 
2 強盗被害の増加

今年になって9月8日現在までに、メキシコ国内では19件の邦人を被害者とする強盗事件が発生しており、うち6件が強盗傷害事件です。そのうちメキシコ市内における強盗被害は、総件数の約半数である10件となっています。

当地における邦人を被害者とする強盗事件は、下記の通り2014年から増加傾向にあり、引き続き注意が必要です(括弧内件数は強盗傷害被害の内訳)。

2014年 10件(うち3件)

2015年 16件(うち2件)

2016年 20件(うち7件)

2017年 19件(うち6件)※9月8日現在の件数

 
3 強盗遭遇時の注意事項

メキシコにおいては、強盗事件は昼夜を問わず発生しており、十分に注意をしていても、不幸にして強盗等の被害に遭うことがあります。万が一強盗被害に遭遇した際は、下記の通り行動するように心掛けてください。

・生命身体の安全を最優先に行動する。

・深呼吸し、気を落ち着かせ状況を把握する。

・抵抗しない(特に武器を持っている場合は絶対に抵抗しない)。ただし、一方的に暴行を加えられるなど、生命の危険が及ぶ場合は、直ちにその場から脱出する等の対策を取る。

・両手をゆっくりと上げ、抵抗する気がないことを犯人に示す。現金を出す動作はゆっくり行い、突飛な行動をとらない。急な動作は抵抗したと認識される場合がある。

・襲われたときに賊に渡す現金(捨て財布)を別に持っておく 。

・相手を注視しない。

・襲った者を追わない。

 
在メキシコ日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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