メキシコのテロ・治安詳細情報.001

 
在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 

 
1 3月28日午前6時50分,メキシコ市南東約66kmに位置するプエブラ州のポポカテペトル山において噴火が発生しました。

噴火により噴煙の高さは高さ2.5kmに達し,火口から半径1kmの範囲で火砕物が確認されことから,内務省国立災害予防センター(CENAPRED)は,ポポカテペトル山の火山活動に関し,警戒レベルを黄色(Amarillo)フェーズ2からフェーズ3(7段階のうち上から3段階目)に引き上げたと発表しました。

同センターは火山及び火口に近づかないよう注意喚起しており,火山から南東方向に対し降灰の可能性を示唆しています。

また,火山活動活発化に伴い,地震発生も確認されておりますので,火山周辺の居住者及び旅行者の方は今後の活動に十分注意してください。

内務省国立災害予防センター(CENAPRED)サイト:https://www.gob.mx/cenapred

 
2 警戒レベルは緑(Verde)・黄(Amarillo)・赤(Rojo)の3色に色分けされており,各色の中でさらに2~3段階に区分されています。

ア 緑:正常(Normalidad),フェーズ1~2(7段階で1~2)
・フェーズ1:正常
・フェーズ2:噴煙活動及び火山性地震活動が見られる。

イ 黄:注意(Alerta),フェーズ1~3(7段階で3~5)
・フェーズ1:頻繁な火山性地震の発生,噴気孔からの噴煙またはガス及び散発的で少量の火山灰の放出
・フェーズ2:噴火活動の段階が小規模から中規模,近隣地域に少~中程度の降灰,狭い範囲での火砕流及び土石流発生の可能性
・フェーズ3:噴火活動の段階が中規模から大規模,溶岩ドームの拡大,マグマ噴出,噴火活動が活発となり近隣地域州への降灰の可能性

ウ 赤:警報(Alarma),フェーズ1~2(7段階で6~7)
・フェーズ1:噴火活動の段階が中規模から大規模以上,火山性放出物(噴石)が近隣から周辺地域へ到達し,遠方地域まで目に見える降灰の可能性
・フェーズ2:非常に激しい噴火活動,大規模な噴火が発生して溶岩が広範囲に流れ出し,土砂崩れ等が発生,多量の火山灰や火山礫が広範囲にわたり降る可能性

 
在メキシコ日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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