アフガニスタンへの旅行を検討中の皆様へ

本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、アフガニスタンへの旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。

 

 
現在、外務省はアフガニスタン全土に対して「退避勧告」を発出していますので、いかなる目的であれ、渡航・滞在は見合わせてください。
以下の情報は、真にやむを得ない事情で、政府機関、所属団体等を通じて組織としての必要かつ十分な安全対策をとった上で、首都カブール、ジャララバード、ヘラート、マザリ・シャリフ及びバーミヤンの各都市に渡航・滞在される方のための参考情報です。

 
1 滞在時の各種届出
外務省はアフガニスタン全土に対して「退避勧告」を発していますが、真にやむを得ない事情でアフガニスタンへ入国する計画がある場合には、外務省にご連絡ください。また、アフガニスタンに入国次第、緊急連絡先を在アフガニスタン日本国大使館に連絡してください。現地治安情勢に関する最新情報については、大使館領事部にお問い合わせください。

 
2 旅行制限
軍関係施設を除き、外国人の立ち入りが禁止または制限されている地域はありませんが、地域によっては地雷、不発弾が未処理のまま放置されていたり、テロ事件等が頻発している危険地域がありますので近づかないようにしてください。

 
3 写真(ビデオ)撮影の制限
軍関係施設、空港、国境地帯、政府関係施設等は撮影禁止となっており、不用意に撮影した場合は、当局に連行されるおそれがあります。アフガニスタンにおいてはテロ事件が多発していることから、写真撮影はテロ攻撃の事前準備と見なされ、テロの標的となり得るような場所や、パトロール中の軍隊、警察官等の写真撮影も嫌疑を掛けられ拘束されることもあります。また、女性、礼拝中のイスラム教徒、宗教行事を撮影する際には、事前に了解をとる必要があります。

 
4 各種取締り法規
麻薬及びアルコール飲料は、アフガニスタン国内への持ち込みが禁止されているので、その所持も違法です。銃器の所持も許可がない限り違法です。また、売買春、ポルノ雑誌・CD等の所持も禁止されています。

 
5 交通事情
自動車は右側通行ですが、渋滞時には対向車線を逆走する車が常に見られます。また、割り込み、二重駐車、無理な追越し等も多く、交通ルールは遵守されていません。
歩行者は交差点、横断歩道、信号機の有無に拘わらず、道路を横断します。
信号機は少なく、警察官が交差点で交通整理をしている場合が多いのですが、過信することなく、必ず目視で確認することが必要です。
また、アフガニスタンには5~7百万個の地雷が処理されずに放置されており、幹線道路脇に埋められている可能性も高いことが指摘されています。
以上の交通事情から、不慣れな外国人が運転することは危険を伴いますのでご自身での運転は避けてください。また、陸路での遠距離移動はテロ攻撃や誘拐の危険性が伴いますので絶対に避けてください。

 
6 その他
アフガニスタン国内の治安は非常に不安定であり、また、安全な宿泊施設、交通手段等のサービスも限られていますので、自己の責任において安全確保に心掛けるとともに、安全対策について在アフガニスタン日本国大使館に相談してください。
また、アフガニスタンは通信インフラが未整備であり、ランドラインと呼ばれる固定電話がほとんど普及しておらず、携帯電話の入手が必要です。また、地方では携帯電話の使用可能な地域や使用時間帯が限定されることもあるので、緊急時の連絡のために衛星電話を携行することが必要です。

 
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=041)

 

 

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