アラブ首長国連邦(首都アブダビ、観光地ドバイ等)への旅行を検討中の皆様へ

本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、アラブ首長国連邦(首都アブダビ、観光地ドバイ等)への旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。

 

 
1 写真撮影の制限
軍事施設,経済インフラ施設(石油施設,発電施設など),橋梁,政府関連の建物,外交団施設,空港内外及びイスラム教礼拝所内部,さらには政府高官の私邸であっても,一般的に許可のない撮影は禁止されています。違反者は身柄を拘束される可能性もあります。
なお,報道関係者は,入国日を基準として審査期間3週間以上の余裕をもって大統領官房省の対外情報局(External Information Department, Ministry of Presidential Affairs)に必要事項を事前申請し,取材許可を得る必要があります。

 
2 各種取締法規に関する留意事項
(1)麻薬
麻薬や覚せい剤等の所持,販売及び使用は違法行為であり,違反者に対しては,死刑が科せられる場合もあります。また,空港において麻薬所持の容疑で逮捕される事案も多々あります。例えば,個人の常備薬(粉薬)でさえも,規制対象品であれば没収されることもありますので,UAE国内に持ち込み可能な薬物等について,事前に駐日アラブ首長国連邦大使館に照会することをお勧めします。
(2)政治活動
政治活動は許可制です。
(3)銃器
銃器の所持は,基本的に認められていません。
(4)その他
ア 売・買春,ポルノ類の所持及び賭博等は違法行為です。
イ UAEの女性に対し,不敬な声を掛けるような行為を行う者には,身柄拘束,国外退去等の厳しい処分が科せられます(例えば,黒いアラブの民族衣装をまとった女性に対し,安易にカメラを向けたり,話し掛けたりしないよう注意が必要です。)。

 
3 交通事情
(1)車両は右側通行で,道路標識は日本とほぼ同じです。道路舗装率は高いものの,主要道路以外では夜間照明設備が少なく,また,市中心部以外は,砂漠に囲まれている上,ラクダ,山羊,牛などの家畜が道路を横断するので注意が必要です。
(2)スピード違反,急な車線変更,無理な追い越し等,交通規則を無視した運転,歩行者の急な飛び出しなどによる交通事故が多発しています。なお,罰則規定は首長国ごとに違いますが,大抵の場合,多額の罰金が科せられます。
(3)タクシーが普及しており,メーター制で料金も明確で一般的に利用上の問題はありませんが,助手席に座った客に対する性的嫌がらせ,近距離利用客の乗車拒否,乱暴運転等の事例が報告されています。
(4)飲酒運転は違法であり,厳しく処罰されます。また,運転中助手席に幼児が座ることを禁止しています。

 
4 その他
イスラム教では,金曜日が集団礼拝の日とされており,その際,モスク等宗教施設等を狙ったテロや襲撃が行われる可能性は排除できませんので,特に金曜日には不用意に宗教施設等に近づかないようにしてください。

 
5 長期滞在者向け注意事項
現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

 
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=042)

 

 

投稿者について

本ブログは海外治安情報を中心に配信しております。

おすすめ: