エクアドル(観光地ガラパゴス諸島等)への旅行を検討中の皆様へ

本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、エクアドル(観光地ガラパゴス諸島等)への旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。

 

 
1.滞在時の各種届出
(1)永住者及び長期滞在者は,入国後30日以内に入国管理局で外国人登録を行うことが義務づけられています。ただし,観光査証取得者は登録の必要はありません。

(2)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
 
 
2.旅行制限
 エクアドル国内の旅行制限はありませんが,旅行中にパスポートの提示を求められることがしばしばありますので,宿泊先の近辺を散歩する場合でも,必ずパスポートは携帯する必要があります。また,盗難や紛失に備えパスポートのコピーを用意しておくことをお勧めします。

 
3.写真撮影の制限
 写真撮影については,軍事施設,石油精製所,石油輸送管,軍港など政府により撮影を禁止されている区域があります。
 なお,先住民族を撮影する場合は,撮影後,お金を要求されることがあります。

 
4.各種取り締まり法規
(1)薬物
 エクアドル入国時の麻薬取締りについては,陸路,空路とも国家警察及び税関が行っています。エクアドルは近年,南米からヨーロッパ,米国などへ麻薬を密輸する中継地となっており,税関での検査は厳重です。陸路でペルー,コロンビアから入国する際には,自分では気付かないうちに麻薬の運び屋として仕立てられることがないよう,他人の荷物を預かることは絶対にしないでください。麻薬所持などが見つかると, 2ヶ月~13年の禁固刑が科せられます。この罪により服役した日本人もいます。

(2)検問・職務質問
 交通要所における多目的検問と街頭における職務質問が強化されています。これは年々悪化する治安の回復と,麻薬や武器の摘発を目的とするものです。外国人滞在者については検問や職務質問を受けた際,パスポート又は身分証明書などを提示できなければ,当局に逮捕拘留される可能性もあります。このため,パスポートはコピーではなく原本を携帯することが必要です。なお,パスポートの携帯にあたっては,盗難被害に遭うことがないよう,金銭・クレジットカードや携帯電話などと一緒にバッグやズボンのポケットなどに入れず,例えば袋に入れて外からわからないように紐で首からシャツの下に吊すなど,肌身離さず所持するよう十分な注意が必要です。

(3)政治活動
 エクアドル国内での外国人の政治活動又は政治関係の出版は禁止されています。これに違反した場合は,国外追放又は禁固刑に処せられます。

(4)銃器所持
 銃器を所持するためには軍の許可が必要であり,自由に銃器を購入・所持できるわけではありませんが,銃器を使用した犯罪が頻発しており,相当数の違法銃器が国内に出回っていると思われます。

 
5.交通事情
(1)交通法規
 自動車の運転については,シートベルトの着用義務,信号無視や速度違反などの交通取り締まりがあります。近年は,飲酒運転に対する取り締まりおよび処罰が厳しくなっています。

(2)道路状況
 交通規則はあまり守られておらず,無理な追い越しや割り込みなど運転マナーが悪いため,車を運転する際には細心の注意が必要です。信号を守らないドライバーが多く,また停電・故障のため信号が機能していないことがあります。都市部の道路舗装率は良いものの,路面は凹凸が多く,マンホールの蓋がないこともあるので,注意してください。

 
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=243)

 

 

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