ザンビア(観光地ヴィクトリアの滝)への旅行を検討中の皆様へ

本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、ザンビア(観光地ヴィクトリアの滝)への旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。

 

 
1 滞在時の各種届出
(1)現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。

 
2通貨 (クワチャ)に関する留意事項
(1)通貨のデノミネーション
2012年12月に新たな法律が成立し,2013年1月1日にそれまでの1,000クワチャを1クワチャとするデノミネーションが実施されました。通貨交換,契約の締結,小切手の振り出し等においては,新旧通貨の混合によるトラブルが生じないよう十分注意してください。また,旧100クワチャ紙幣と新100クワチャ紙幣は,外観・絵柄が酷似しており,新旧通貨の併用で予測される混乱に乗じて,詐欺等の犯罪に利用される可能性も指摘されています。詳しくは,在ザンビア日本国大使館ホームページ及びザンビア中央銀行ホームページ(http://www.boz.zm )を参照してください。

(2)換金に係る留意事項
外貨換金については,ドルの闇取引は為替管理法違反で罰せらせます。また,闇両替は違法であるだけでなく危険ですので,必ず正規の銀行で両替を行ってください。
また,現地通貨の偽札が多く出回っています。正規の銀行で換金する場合でも,銀行側は紙幣の真贋を確認していませんので,銀行員の面前で点検することをお勧めします。過去に,偽札を混入された邦人の被害例があります。偽札の使用は違法となり罰せられます。

 
3 各種取締まり法規(逮捕・拘束例)
(1)麻薬の所持,使用は禁じられており,罰金又は懲役刑を科せられます。
(2)大統領に対する不敬罪で外国人が逮捕された事案があります。
(3)ポルノ雑誌・ビデオ等の所持は違法です。過去に邦人が逮捕された例もあります。
(4)写真撮影については,軍事施設,大統領官邸,空港内立入制限区域,政府関係の建物及び外国大使館は,原則として撮影が禁止されています。撮影する場合は,必ず事前に許可を得る必要があります。過去に,邦人旅行者がアメリカ大使館前で記念撮影していたところ,警備担当者に拘束された例がありますので注意が必要です。

 
4 事故事例
ジンバブエとの国境にあるビクトリアの滝では上流で川遊びをしていた外国人観光客が流され滝に落下し死亡した事故が発生しています。

 
5 交通事情
(1)走行車線は日本と同じ左側通行です。全席シートベルトの着用が義務付けられています。乗車時には後部座席を含め,シートベルトを必ず着用してください。

(2)主要幹線道路では,大規模な交通事故が相次いで発生し,多数の死傷者も出ています。事故原因のほとんどは速度超過に加え,過積載,定員オーバー,不注意,無謀運転,飲酒運転,整備不良によるものです。特に夜間は街灯が少なく暗いため,防犯面はもとより整備不良等で無灯火の車両や,飲酒運転等の事故に巻き込まれる恐れがありますので,夜間の走行は極力控えることをお勧めします。また,ヒッチハイカーや車両故障を装ってカージャックを行う事件も多発していますので,知らない人を乗せない,安易に止まらない等,注意してください。

(3)レンタカーを利用する場合は,事前に試乗し,車両の整備状況(特にライト,ワイパー,タイヤの摩耗状況,ブレーキング,オイル・冷却水の量,ファンベルト等)を事前によく確認するとともに,異常を感じた場合は,躊躇せずに別の車への変更を依頼してください。
また,道路網が不規則なため,貧困層の住む地域等の危険地域に迷い込んだ結果,犯罪被害にあったり,誤って現地人をはねてしまった運転手が群衆から暴行を受ける等の危険が考えられますので,なるべく土地勘のある運転手を雇用することをお勧めします。ザンビアでは,粗暴な運転をする運転手が多いため,運転手を雇い上げる場合でも,事前に試乗し,運転手の性格,運転技術を見極めることも必要です。

(4)タクシー
防犯上の観点から,白タク(営業許可を受けずに,自家用車で違法営業しているタクシー)の利用は避けてください。白タクを利用したところ,凶器を突きつけられ,所持品を強奪されたり,目的地に着いたところ,数人のグループに囲まれて,金品を強奪された等の被害が報告されています。
なお,正規のタクシーは青色の車体でナンバープレートは赤字で記載されています。通常,料金メーターは使用しておらず,乗車前の交渉で料金が決まります。交渉時はメモ帳等を使用して明確に金額を示すとともに,同意した料金及び車両ナンバーを記録しておくことが必要です。支払いは,下車した後に窓越しに手渡すようにします。また,一見して車体の整備状況が悪そうなタクシーは避けるべきです。
ザンビアのタクシーは,乗り合い方式が多く,途中から乗車してきた客や手を挙げてタクシーを止めた客が,突然運転手に小銃を突きつけて車両強盗となる事件が日常的に発生していますので,タクシーに乗車する際は,目的地に到着するまで他の客を乗せないよう運転手と交渉する必要があります。

(5)ミニバス(当地の主要交通機関)
過度の定員オーバーや整備不良,運転手の粗暴な運転等による交通事故が発生しています。夜間のミニバス利用は極力避けるとともに,過度の乗客数や,異常な音・車体の傾きのある車両の利用は避けるようにし,乗車後も粗暴な運転をしている時は躊躇せずに次のミニバスに乗り換える等の注意が必要です。

 
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=104)

 

 

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