6月13日(火)~16日(金)、各シーア派地区において行列や集会等の宗教行事が行われますが、不用意に近付かないでください。
1.6月13日(火)~6月16日(金)の間、各シーア派居住区において、イマーム・アリー(シーア派の初代イマーム・最高指導者)の命日を悼む宗教行事が行われます。
同期間中、毎晩午後8時頃~午前3時頃は、マナーマ・スークを中心とする地域に多くの信者が集まる見込みです。
これに伴い、バーレーン治安当局は、同地区周辺を交通規制するとともに、同行事がテロの対象となるとみて、警戒強化(武装警察官及び警察犬の増強配置等)を行うことから、周辺の交通渋滞も予想されます。
この期間中の夜間帯は、マナーマ・スークを中心とする地域には、不用意に近付かないで下さい。
2.邦人の皆様には、シーア派地区に近づかないようお知らせしていますが、大通りや一般市街地においてもシーア派のモスクがありますので、近くを通行しなければならない際には、十分注意してください。以下は、邦人の皆様がよく利用する道路や施設の近くにあるシーア派のモスクです。
(1)マナーマ・スーク内には複数のシーア派モスク、マアタム(集会所)があります。
(2)ラアス・ランマーン・モスク(Ras Rumman Mosque, Block 306, Manama) は、英国大使館の近くにあります。
(3)イーサ・タウン・南モスク(Isa Town South Mosque) は、イーサ・タウンのシェイク・サルマン・ハイウェイから見えます。
(4)イマーム・サーディク・モスク(Imam Sadiq Mosque, Daily QueenやWater Gardenの近く)は、マナーマのシェイク・サルマン・ハイウェイ脇にあります。
※以上が全てではありません。具体的な場所は、地図検索サイト等でご確認ください。
※一般に、シーア派のモスクは「壁面に青いモザイクがある」のが特徴です。
3.邦人の皆様におかれましては、
○ 6月12日(月)、イスラム過激派組織ISILがラマダン期間中のテロを呼びかける声明を発出したことから、テロの標的となりやすい場所(観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、ナイトクラブ、映画館等人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、軍・警察等の政府関連施設等)を訪れる際には、安全確保に十分注意を払ってください。
○ 事件や不測の事態に巻き込まれることのないように最新の情報入手に努めるとともに、緊急時の連絡手段を確保してください。
○ シーア派地区内に立ち入ることは、昼夜を問わず避けてください。
○ 数年来バーレーンで発生している爆発物使用のテロ事件は、警戒中の警察官を狙ったものです。警戒中の警察官及び車両には、近付かないでください。
○ 治安当局による警戒強化のため、検問や職務質問(身分確認や所持品検査等)が随所で行われ、それに伴う渋滞や混乱も予想されますので、ご注意ください。
○ ショッピングモール、ホテル、観光施設、市場等不特定多数が集まる場所に行く際には、周囲の状況に注意を払い、「爆発音を聞く」「煙を見る」「人が多数集まっている」ほか不審な状況を察知したら、直ちにその場を離れるなど、安全確保に十分注意を払ってください。
在バーレーン日本国大使館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成