ハバロフスクへ観光目的での旅行をお考えの皆様へ
本記事では日本国外務省にて紹介されているハバロフスクの日本人の犯罪被害事例をご紹介致します。
日本人の被害例
ハバロフスク地方で過去に発生した邦人被害の事件は,主に,路上での強盗,アパート共用部分での強盗,バスや飲食店内でのスリ,空港・公共交通機関内での置き引き等です。春から夏は路上での被害が,秋から冬にはアパート共用部分等の屋内での被害が目立ちます。以下にハバロフスク市内で発生した事例を簡単に紹介しますので,ご自身の身を守る参考にしてください。
強盗被害
(ア)夜間,邦人男性が市内にある自宅アパートに帰宅したところ,玄関ホールにおいて,突然,階段の陰に隠れていたと思われる2人組の暴漢に棒状の物で頭部を殴打される等の暴行を受け,気を失っている間にバッグを強奪された。
(イ)深夜,邦人男性がウスリースキー並木通りを知人のロシア人女性と歩いていたところ,突然,後方から一人の暴漢に襲われ,肩掛けバッグを強奪された上,怪我を負った。
(ウ)早朝,邦人男性がホテル近くの階段を一人で歩いていたところ,複数の暴漢に背後から襲われ,旅券,現金等を強奪された上,重傷を負った。
(エ)深夜,邦人男性がツルゲーネフ通りを一人で歩いていたところ,複数の暴漢に背後から襲われ,旅券,現金等の入ったセカンドバッグを強奪され負傷した。
(オ)夜間,邦人男性3名がアムールスキー並木通りを歩いていたところ,暗闇の中で5~6人の暴漢に襲われ,金品を強奪された。
(カ)当地に到着したばかりの邦人男性が,ハバロフスク空港付近において,バス停まで案内するふりをした2人組から暴行を受け,金品を強奪された上,怪我を負った。
盗難被害
(ア)邦人男性がシベリア鉄道でイルクーツクへ向かう途中,同じ車両に乗車していたロシア人男性から飲酒を誘われ,自分の座席にバッグを置いたままこれに応じたところ,深酒により寝入ってしまい,自席に戻ったところ,バッグに入れてあった財布が盗まれていた。
(イ)夕方,邦人女性が市内中心部のバス停でバスに乗車しようとしたところ,ロシア人と思われる男に,コートのポケットに入れてあった携帯電話をすりとられた。
(ウ)夜間,邦人男性が市内にある自宅アパート前の敷地に車を駐車していたところ,何者かに窓ガラスを割られ,カーエアコンとカーオーディオを盗まれた。
(エ)日中,邦人男性がディナモ公園のベンチに座っていたところ,ロシア人男性から写真を撮って欲しいと声をかけられ,これに応じている間に,ベンチに置いてあったバッグを何者かに盗まれた。
(オ)夜間,邦人男性が市内中心部のレストランのバーカウンターで飲食をしていたところ,何者かにズボンの後ろポケットに入れてあった旅券を盗まれた。
(カ)ハバロフスク空港待合室において,邦人男性が肩掛けバッグを近くに置いてベンチに座っていたところ,気がついたら,バッグが何者かに盗まれていた。
(キ)邦人男性が中央市場内のカフェで飲食していたところ,話しかけてきた見知らぬロシア人の男に,カウンター上に置いていた財布をひったくられた。
当地での滞在を満喫するためにも、まずは「自分の身は自分で守る。」という意識を持ち、安全対策には万全を期してください。
出典:外務省ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=178)