ノルウェー(首都オスロ、観光地ベルゲン、フィヨルド等)への旅行を検討中の皆様へ

本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、ノルウェー(首都オスロ、観光地ベルゲン、フィヨルド等)への旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。

 

 
1 滞在届,住所登録
(1)滞在届
ノルウェーに3か月以上滞在する場合には,入国後1週間以内に,住所地を管轄する警察署へ滞在届を行う必要があります。なお,通常,事前にApplication Portal (https://selfservice.udi.no/em-gb )又は電話で予約する必要があります。
(2)住所登録
滞在許可証(Oppholdstillatelse/Residence Card)の交付後,住所地を管轄する税務署に改めて住所(ホテルの住所は不可)を登録する必要があります。税務署に登録後,ナショナルIDナンバー(Foedselsnummer)が交付されます(ナショナルIDナンバーは銀行口座開設,ノルウェー運転免許証への切替等の際に必要となります)。

 
2 在留届の届出
ノルウェーに3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在ノルウェー日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はノルウェーを去る(一時的な旅行を除く)ときは,必ずその旨を届け出てください。在留届は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )による登録をお勧めします。また,郵送,ファックスによっても届出を行うことができますので,大使館まで送付してください。

 
3 写真撮影の制限
空港及びノルウェーの軍事施設周辺は写真撮影禁止です。標識で表示されていますので注意してください。

 
4 麻薬取締り
麻薬の取締りは厳格に実施されています。常備薬を持ち込む場合は,処方箋など当該薬の使用目的や成分を説明する書類を用意しておくことが必要です。

 
5 就労
入国前に駐日ノルウェー大使館で就労許可(滞在許可)を取得する必要があります。なお,不法就労に対しては取締りが厳しく,原則,違反した場合は国外退去処分になります。

 
6 交通事情
(1)優先道路を除き,信号のない交差する道路(含むT字路)では,右側から進入(行)してくる車両に優先権があります。一方,環状十字路(ラウンドアバウト)内においては,先に環状十字路内に入っている車両に優先権があります。また,バス,路面電車の走っている道路ではバス,路面電車が優先します。歩行者,自転車は,車両の通行が途切れた場合など赤信号でも道路を横断するので,自動車を運転するときは注意が必要です。
(2)交通法規違反に対する罰則が強化され,警察の取締りも厳しくなっています。特に,飲酒運転の取締りは厳しく,罰金又は運転免許停止となります。
(3)公共交通機関の車内では抜き打ちで無賃乗車の検査を行っています。切符を所持していない場合,又は改札(刻印)をしていない切符を所持している場合は罰金を科せられますので,御注意ください(入り口や車内に改札機があります)。
(4)日本の自動車運転免許証からノルウェーの運転免許証への切換えは,ナショナルIDナンバー(Foedselsnummer)交付後1年以内に行う必要があります。なお,ノルウェー入国後3か月は日本の運転免許証とその翻訳文(在ノルウェー日本国大使館発行の運転免許証抜粋証明)又は国際運転免許証を携行していれば,運転できます。

 
7 観光時の留意事項
(1)フィヨルド,山岳観光
フィヨルド,山岳観光スポットでは,ハイキングに適した所もありますが,トロルトゥンガ(邦訳名:トロルの舌)のように麓から10時間程かけて登山するような場所もあります。また,天候も変化しますので,フィヨルド,山岳観光の際には,十分な装備(服装,食料,水,防寒着,雨具,登山靴やハイキングに適した靴,登山用具等)を準備するなど,軽装備で行かないよう注意してください。
(2)オーロラ観光
スノーモービルによるオーロラ観光では人身事故が発生していますので,ご注意ください。

 
8 子を連れた出国の際等の留意事項
(1)ノルウェーにおいては,親権を持つ親であっても,他の親権者の同意を得ずに子の居所を移動させること(親が日本へ帰国する際に子を同行する場合を含む)は,子を誘拐する行為として重大な刑事犯罪となる可能性がありますので御注意ください。
(2)ノルウェーは,国境を越えて不法に連れ去られた子の返還の仕組み等を定める「国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約(ハーグ条約)」の締約国です。そのため,一方の親が他方の親の監護権を害する形(他方の親の同意を得ない等)で,ノルウェーから他のハーグ条約締約国へ子を連れ去った場合には,同条約に基づき,原則的に子が元の居住国に返還されることとなります。
(3)子供への暴力
ノルウェーでは,子供個人の保護を優先する児童保護政策により,たとえしつけのためであっても子供への暴力は一切許されていません。

 
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=166)

 

 

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