メキシコのテロ・治安詳細情報.001

 
在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 

 
1 事件概要

10月30日14時半頃,メキシコ市ミゲル・イダルゴ区ポランコ地区にあるショッピングセンター:プラサカルソ(Plaza Carso)横のラゴ・チューリッヒ(Lago Zurich)通りで,銀行から現金15万ペソを引き出した被害者(メキシコ人)が,けん銃を所持した犯人に現金を渡すように脅され,抵抗したため銃で頭部を殴打され負傷しました。犯人は現金を奪い逃走し,被害者は付近の警察官に助けを求め,警察官は犯人に対し停止するよう命じましたが,犯人は警察官へ向け発砲しました。これに応戦した警察官による発砲により,犯人は負傷し身柄を確保されました。

 
2 注意点

(1)メキシコ国内においては,犯人が銀行やATMで現金を引き出した被害者を,徒歩,車両及びバイク等で後をつけ,襲撃しやすいポイントで被害者に近づき,けん銃で脅して現金が入ったバック等を強奪するといった事件が少なからず発生しています。

(2)けん銃等凶器を所持した犯人に遭遇した際は,反撃するようなことは考えず,落ちついて両手をゆっくりと犯人の見える位置に移動させ,抵抗する気がないことを示すことが重要です。急に動くと犯人から攻撃される危険性が高く,また,犯人を注視すると顔を覚えられたと考えた犯人に危害を加えられる可能性があります。

(3)銀行やATMを利用する際は,できる限り,警備員や警察官が常駐している場所,利用客が多い時間帯を選ぶよう心掛けてください。

(4)今回のような発砲事件の現場に偶然居合わせてしまった場合,爆発音や発砲音のする方向を特定し,それとは逆方向の頑丈な物陰に移動するとともに,可能であれば速やかに現場から離れ,現場には絶対に近寄らないでください。

(5)事件がすぐそばで発生している等,避難する時間がない場合,両腕やカバン等で頭部を覆い,銃声のする方向に足を向けてうつ伏せで伏せてください。そして,銃声が止み避難可能と判断できるまでは,その場から動かないでください。その際標的とならないように,叫ぶ等,目立つ行動をしないようにしてください。

 
在メキシコ日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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