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保健福祉部・疾病管理本部 報道参考資料
2018年2月7日現在

-平昌組織委・疾病管理本部・食薬処・環境部・地方自治体-
平昌冬季オリンピック,ノロウィルス集団発生による疫学調査実施など拡散防止に総力

◇ホレプ五台山青少年修練館の集団下痢に関し疾病管理本部・食品医薬品安全処・平昌保健医療院が合同疫学調査実施中

◇下痢患者の監視体系及び集団給食施設の衛生点検を強化

□平昌組織委と疾病管理本部,食品医薬品安全処,江原道,平昌郡保健医療院などの関連機関と保険当局が平昌冬季オリンピック地域で発生したノロウィルスに対する疫学調査とともに拡散防止に総力を傾けている

□組織委員会(委員長 李熙範)によれば,疾病管理本部と食品薬品安全処,平昌郡保健医療院はホレプ五台山青少年修練館の利用者に対し,合同疫学調査を実施中であり,6日(火) 現在,1,025名(修練院入所者 952名,教育生 73名)を対象に面談調査と検体採取を完了した。

□このうち,21名がノロウィルスの陽性と確認され,陽性者は,医療機関の治療を受けた後,現在は健康が良好な状態で宿所に隔離中である。その他,修練院の利用者は,症状によって宿所を区分し,隔離中であり,検査結果確認後に業務復帰などの措置をとる計画である。

□感染経路については,地下水と調理従事者,食品などに対する調査が進行中であり,食品医薬品安全処と環境部が施行したホレプ五台山青少年修練館の調理用水と生活用水に対し,5日実施した検査の結果,ノロウィルスが検出されなかったことが確認された。

□一方,保健当局はこれとともに,医療機関及び総合病院などの患者監視体系を通して,下痢患者の通報を受けており,2月6日まで通報された患者のうち11名がノロウィルスと確定診断され,治療後,自宅隔離をしている。感染経路及び接触者に対しては疫学調査を実施している。

□各機関と保健当局のレベルの拡散防止措置も多角度で推進している。

○食品医薬品安全処は、地下水を使用する宿所に対する殺菌消毒装置の正常な作動の是非を常時点検中であり,特に競技場周辺の大型飲食店に対する点検も進行している。

○環境部は,オリンピック関係施設と主要飲食店のうち,地下水を使用している施設に対して既にノロウィルス検査を実施したが,水質管理強化のレベルで江原道などの関係機関と合同で,改めてノロウィルス水質検査と消毒装置の正常な作動の是非を点検する計画である。

○特に,オリンピック関係者及び運営スタッフの宿泊施設のうち,地下水を使用する施設に対しては,7日から関係機関(国立環境科学院,ソウル水研究院,京畿道保健環境研究院,韓国水資源公社)と合同でオリンピック終了時まで周期的なノロウィルス検査などの水質管理を徹底する予定である。

○疾病管理本部委は,下痢患者の監視体系を強化する一方,ノロウィルスの感染を予防するための規則を遵守することを呼びかけた。

○ノロウィルス感染症は,ノロウィルスに汚染された飲食物と水を摂取したり,患者との接触を通したヒト間伝播が可能な感染病として,感染した場合1~2日以内に嘔吐,下痢などの症状が現れ,腹痛,寒気,発熱が現れもする。

※ノロウィルス感染症を予防するための規則

●流水に石けんで30秒以上手を洗う。

●食べ物は十分熱を通して食べる。

●水は沸騰させて飲む。

●野菜,果物は綺麗な水で洗い,皮をむき食べる。

●下痢症状がある場合には調理をしない。

●衛生的に調理する(包丁,まな板で調理後は消毒,魚・肉・野菜などのまな板を分離して使用するなど)

※この資料は迅速な情報提供を通した国民の疾病予防及び健康増進のためのものであり,追加的な疫学調査の結果などにより修正及び補完される可能性があることをお知らせします。

 
在大韓民国日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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