在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ
本日(3日)0時頃,モスクワ地下鉄クルスカヤ駅(Kurskaya)において,男1名が警官に発砲する事件が発生、犯人は既に警察により拘束されたの報道がありました。
モスクワでは8月23日にも、スモレンスカヤとクロパトキンスカヤの間に位置する外国大使館の警備にあたっていた警官に発砲する事件が起きています。
これらの事件はテロとは見なされておりませんが,人通りが多い場所でこのような事件が発生したことを踏まえて,モスクワにお住まいの皆様並びに旅行者の皆様におかれましては,改めて次の事項に注意を払い,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
(1)テレビ,ラジオや新聞等の報道に注意を払い,最新の関連情報の入手に努める。
(2)観光施設をはじめ,コンサート会場やスポーツの競技場等の人が多く集まる場所や施設は,テロ等の標的となりやすいことを認識し,常に周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等,その場の状況に応じて安全確保に十分注意を払う。
(3)不測の事態の発生を念頭に,会場や施設内では避難経路等についてあらかじめ確認する。
(4)テロ等に遭遇してしまった場合には,まず身を伏せた上で,周囲の状況を把握するよう努めるとともに,可能であれば早めにその場から立ち去る。その際,現場の警察官等の指示をよく聞き,冷静に行動するように努める。
在ロシア日本国大使館領事部
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成