在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ
1 11月29日午後6時頃、イスラマバード市内I-8地区に所在するシーア派モスク「Babul Ilm」において、オートバイに乗車した二人組の男が、礼拝者に対して自動小銃を乱射する事件が発生しました。この事件により、1名が死亡、4名が負傷しました。
2 本件に関してイスラム教スンニ派過激グループ「ラシュカレ・ジャングビ・アル・アラミ」が犯行声明を出しています。
3 また、12月1日にはイスラム教の宗教行事「Eid Milad-un-Nabi」が実施される予定
です。現在までのところ、具体的な脅威情報は確認されていませんが、同宗教行事に集まった人々を標的としたテロが発生する可能性もあります。
4 つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けて頂きますようお願いいたします。特に、モスクや聖者廟等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所には近寄らないよう注意して下さい。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)デモ隊の攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等))には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(国連関係機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、レストラン、マーケット、報道機関、駅、バス停、大型商業施設等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。
在パキスタン日本国大使館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成