10月23日、キャンベラ・ウォーデン地区で中国人の少年3名が複数名の若者（豪州人ティーンエイジャー）から暴行を受けました。

 
警察によれば，アジア系など特定の人種を狙った組織的な犯行ではないということです。犯人の動機は現在捜査中です。

 

 
１．10月23日（月）午後7時30分頃，ウォーデン・バスターミナルで3人の中国人の少年（中学生）が少なくとも2名以上の10代の若者から暴行を受け，負傷しました。うち1名は顔面に切り傷と打撲を負い入院中です。犯人らと被害者の間に面識はなく，犯人がタバコを要求したのを被害者が断ったところ，暴行を受けたと見られています。

 
２．警察によりますと，今回の暴行事案はアジア系など特定の人種を狙った犯行ではないということです。ＡＣＴ警察は逮捕した2人の少年から詳しい動機などを調べています。

 
３．警察はＡＣＴ内のバスターミナル周辺の警備を強化していますが，念のため不用意に被害を受けることのないよう，下記をご参考にご自身・ご家族の身の安全の確保に心掛けてください。

（１）なるべく明るく，他の人から見える場所を行動する。

（２）イヤホンをせず周囲をよく観察し，誰が近づいてくるかを確認できるようにする。

（３）防犯ブザーや警報を身につけ，緊急時には大きな音で周りの人の注意を引きつける。

（４）犯人がバッグや財布を要求している際は，怪我をしないことを最優先に，状況によっては相手の要求に応じた方が良い。その際，犯人の特徴，車を使用している場合は車の色やナンバーなどを記憶しておく。

（５）公共バス利用時は前もって運行スケジュールを確認しておき，バス停での待ち時間をなるべく少なくする。一人でバスに乗車し，乗客がほとんどいない場合は，運転手の近くに座り，単独で狙われる危険を少なくする。

（６）身の安全が脅かされている，生命の危険に晒されている，と感じたときは躊躇することなくエマージェンシー・トリプル・ゼロ（000）に電話する。

 
在オーストラリア日本国大使館領事部

 
出典：外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成