マリにお住まいの皆様へ

 

 
7月2日、サヘル5カ国(「G5サヘル」=マリ・モーリタニア・ブルキナファソ・ニジェール・チャド)首脳と仏マクロン大統領が参加し、対イスラム過激派サヘル5カ国合同軍の創設などを協議する首脳会議が、バマコ市内で開催されることとなっています。また、7月9日には野党陣営が強く反対する憲法改正案の国民投票が全国で行われる予定です。これをめぐっては、先週既に2度、バマコ市内で野党呼びかけの非許可抗議デモが行われ当局により解散させられています。この先の時期、デモまたはそれに誘発された騒擾、またテロが発生する可能性が否定できませんので、デモには絶対に近寄らないことはもちろん、身の安全には平素以上のご注意をお願いします。

 
マリでは北部・中部のみならず、首都バマコ市を含む南部でもイスラム過激派組織や武装犯罪集団によるテロ及び破壊活動、さらには外国人を狙った誘拐の危険性があります。身の安全を第一に考え、渡航は極力お控えいただいている状況にあります。
(首都バマコ市におきましても、1月に開催された「フランス・アフリカ・サミット」を照準にしたテロ未遂犯が相次いで逮捕されていますが、いまだ潜伏している可能性はあり、予断を許さない状況です。)

 
マリへの渡航に際しまして、以下にくれぐれもご留意ください。

■当地では警察官を含め、ほとんどのマリ人は現地語(バンバラ語等)のみで人によってはフランス語も話しますが、英語はほぼ通じません。

■マリに来られる場合にも、バマコ市の外には行かないようにしてください。

■徒歩での移動は非常に危険ですので絶対にやめていただき、全ての移動は予め手配した身元のしっかりした運転手の自動車で行っていただきますよう、宜しくお願いいたします。

■空港⇔市内間の深夜移動を伴う時間帯発着の航空機のご利用につきましては、極力お控えください。(真に夜間の移動が必要な際には、身辺警護等の安全対策をお願いしております。)

 
在マリ日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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