リスボンへ観光目的での旅行をお考えの皆様へ
本記事では日本国外務省にて紹介されているリスボンの日本人の犯罪被害事例をご紹介致します。
特に近年多発した日本人観光客の主な被害事例は以下のとおりです。
(1)リスボン市のレスタウラドーレス(Restauradores)広場やロッシオ(Rossio)広場等
ア 空港行きのバスを待っているときに,男性二人組に話しかけられ,貴重品入れを盗まれた。
イ 会社員や観光客を装った窃盗犯から,地図を広げ道を聞かれ対応している隙に,鞄から貴重品が盗まれた。
ウ ホテルの朝食時(ビュッフェ方式),鞄をテーブルに置いたまま料理を取りに行っている隙に,鞄が盗まれた。
エ レストランで食事中,椅子の横(下)に置いておいた鞄が盗まれた。
オ 車に貴重品を置いて観光していると,トランクを開けられ貴重品が盗まれた。
カ ホテルでチェックインをしている間に,足下に置いた鞄を盗まれた。
(2)リスボン路面電車(28番線及び15番線)
ア 乗車後すぐに大人数に囲まれ,自分の周りだけ混雑した状況になり,下車したときに財布を盗まれたことに気づいた。
イ 空いている車内であるにもかかわらず,出入り口付近に人が集まっている状況で,出入り口付近に立っていると,3人ほどに挟まれズボンのポケットから財布を盗まれた。
ウ 乗車券を購入するための列に並んでいる時に,鞄から貴重品が盗まれていた。
エ 満員の市電から下車後,鞄を確認したところ,鞄が開けられ貴重品入れがすられていた。
オ 乗車中に男女2人に挟まれ,サン・ジョルジュ城近くの停留所の近くで,そのうちの一人がバッグに手を突っ込み,バッグ内の旅券及び財布,列車のチケットを盗み停車後,その2人が市電から降り逃走した。
カ リュックサックを背負って乗車中に,背後からリュックサックのファスナーを開けられ,貴重品を盗まれた。
これらに加えて,コメルシオ広場からレスタウラドーレス広場にかけてのバイシャ地区,アルファマ地区及びバイロ・アルト地区などでは,スリ・ひったくり・置引き等の窃盗被害が発生しています。
このほかにも,スリ被害はバス,地下鉄,市電といった公共交通機関で,置引きはレストランや観光名所だけでなく,ホテルのフロントや空港でも発生していますので,十分に注意してください。
当地での滞在を満喫するためにも、まずは「自分の身は自分で守る。」という意識を持ち、安全対策には万全を期してください。
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=174)