外国人(特に中国人)をターゲットにした同様の事件はヌクアロファ市内を中心に多発しており、中国人に間違えられた邦人が被害を受けるケースも少なからず発生していますので十分ご注意ください。中国人に間違えられていると想定される場合には、早めに日本人であることを伝えるように心がけてください。
午前11時頃、邦人(以下被害者)がアナナ地区の住宅地をレンタカーで走行中、突然進行方向からトンガ人と思われる男性(以下加害者)が運転する自家用車がバックし横付けされました。被害者はしばらく身動きが取れない状況でした。加害者は被害者が運転するレンタカーのドアミラーを強く前後に揺さぶり、自ら被害者の車に接触させたにも関わらず被害者が接触させたと因縁をつけはじめました。その後怒鳴り散らした上に被害者の腕を掴み暴行を加えようとしました。また、加害者は終始精神的に不安定な状態で、泣き叫んだりろれつが回らなかったりと薬物中毒か酔っ払いのようにも見えたようです。因縁は約30分間続き、たまたま通りかかった車に助けられ、加害者は逃亡しました。
外国人(特に中国人)をターゲットにした同様の事件はヌクアロファ市内を中心に多発しており、中国人に間違えられた邦人が被害を受けるケースも少なからず発生していますので十分ご注意ください。中国人に間違えられていると想定される場合には、早めに日本人であることを伝えるように心がけてください。また、当地は失業率が高く、特に職についていない若年層が外国人を標的に犯罪を犯す傾向もみられます。
徒歩で行動される方は、人通りの少ない場所や死角になっている場所を避けるようお願い致します。また、夜間の外出は極力控えてください。バーやナイトクラブ付近では週末に酔っ払いが多いため、トンガ人同士の争いに巻き込まれる危険性もありますので、十分ご注意ください。
在トンガ日本国大使館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成