ベンガル湾東方の低気圧が熱帯低気圧に発達し,スリランカ全土で強い風を伴った雨が予報されています。土砂崩れや豪雨に十分注意してください。

 

 
1 スリランカ気象庁や災害管理センターの発表によれば,ベンガル湾東方の低気圧が熱帯低気圧に発達し,スリランカから遠ざかりつつあるものの,今後も引き続きスリランカ全土で強い風を伴った降雨が予報されています。
既に,西部州カルタラ県やサバラガムラ州ラトナプラ県での土砂崩れなどによりこれまでに164人が死亡,88人が負傷したほか,依然として104人が行方不明となっています(29日午前7時現在)。
今後も西部州,サバラガムワ州,南部州,北西部及び中央州では雷を伴った雨に警戒してください。また,北部州,北中央州及び東部州のトリンコマリー県下でも雷雨が発生する可能性があります。特に中央山地から西側の地域では1時間に100ミリを超える強い雨が予想されています。
さらに,プッタラムから北部州カンカサントゥレイ,東部州トリンコマリーにかけて,また,南部州ゴールからハンバントタ,東部州バティックロウにかけての沖合の海上では強風に伴う大時化が予想されています。

 
2 つきましては,スリランカにお住まいの皆様並びに旅行者の皆様におかれましては,下記の諸点に留意し,十分な安全対策を講じてください。
(1)報道機関及びスリランカ政府関係機関から,最新の情報を収集する。
(2)停電に備え,懐中電灯,ライター,ろうそく,携帯ラジオ,予備電池等を準備する。
(3)突風で飛ばされそうなものは固定するか室内に移動する。
(4)大時化が予想されている地域では沿岸部に近づかない。
(5)あらかじめ避難場所や避難経路を確認しておく。
(6)家族等との間で緊急連絡方法や避難場所の確認をしておく。
(7)スリランカ政府当局より避難指示があった場合は,当局の指示に従う。
(8)雨が上がった後も,引き続き地盤の緩みに伴う土砂崩れ等に十分注意する。

 
3 なお,万一災害に巻き込まれた場合は,まずはスリランカ政府機関の指示に従って安全確保に努めるとともに,当大使館及び日本の緊急連絡先(留守家族等)へ連絡してください。また,何らかの邦人被害情報に接した場合は,当大使館までご連絡ください。

 
在スリランカ日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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