モロッコ-治安 テロ情報.001

10日,内務省は,9日及び10日,中央司法捜査局(BCIJ)がISILへの所属が疑われる6名の者を尋問したと発表しました

モロッコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在モロッコ日本国大使館

1 9日及び10日に尋問を受けた6名の被疑者
(1)内務省の声明によれば,9日及び10日,BCIJはカサブランカ,タンジェ,テトゥアン,マラケシュ及びサフィで活動し,ISILへの所属が疑われる6名の者を尋問しました。


(2)同声明によれば,これまでの捜査により,被疑者はISILの擁護とプロパガンダを行っていたことが明らかになりました。これらの活動を通じて,ISILの戦闘員が行った残忍な活動にならって,国内でテロ活動を行うおそれがありました。
(3)捜査によれば,複数の被疑者はシリア及びイラクの戦闘員と連携しており,国内の複数の都市の戦略的重要施設,娯楽施設,公共機関を狙ったテロ行為を実行するために,爆発物を製造する能力を得ていたことが明らかになりました。さらに家宅捜索により,電子機器,電線,手袋,防護マスクが発見されており,これらは爆発装置の製造に用いられる可能性がありました。また,この他に,刃物,ISILに賛同しない者の抹殺を許可するISILの旗がついた文書も押収されました。

2 ついては,モロッコに渡航・滞在を予定される方は,上記の内容に十分留意し,モロッコ各地のいかなる場所においてもテロの脅威や不測の事態に巻き込まれる可能性があることを念頭に置き,最新の関連情報の入手に努めるなど細心の注意を払うようにしてください。特に,テロの標的となりやすい場所(政府・軍・警察関係施設,モスクや教会等の宗教関連施設,公共交通機関,観光施設,ショッピングセンターや市場など不特定多数が集まる場所)は可能な限り避け,訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意してください。

出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

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