カナダのテロ・治安詳細情報.001

 
在留邦人及び旅行者の皆様へ

 

 
1.本年7月1日のカナダデーは、建国150周年という節目に当たり、その前後には各地でこれを祝した各種イベント、コンサート、デパートやショッピングモールでのセール等が行われ、多数の人が集まると予想されています。

 
2.特に、バンクーバー市内のダウンタウンにおきましては、カナダ・プレイス周辺でイベントが行われるほか、7月1日の午後10時30分ころより、バンクーバー・ハーバーでの花火も予定されており、バンクーバー市警によると、同時間帯には約30万人の人手を見込んでいるとのことです。また、同2日午後5時からは、Wジョージア通りからバラード通りにかけてパレードが行われ、同市警では、見学者を含め、約5万人の人手が予想されるとしています。

 
3.英国マンチェスターでのコンサート会場の群衆を標的とした自爆事件(5月22日)、英国ロンドンの車両・刃物により通行人等を襲撃した事件(6月3日)など、近年、不特定多数が集まる場所を狙ったテロ事件が多数発生しています。また、イスラム過激派もそのプロパガンダにおいて、祝祭、パレード、政治集会といったイベントを例示し、不特定多数が集まる場所を狙ってテロを実行するよう呼びかけています。

 
4.このように、不特定多数の人が集まるイベントは、テロ等の標的となることが懸念されるため、カナダデーに際しては、カナダの警察は種々の警備措置を講じていますが、イベントを訪問、見学する側においても、テロ等の不測の事態に巻き込まれることのないよう、注意する必要があります。

 
5.また、7月1日の花火の前後は、かなりの人手が見込まれておりますので、交通渋滞のほか、一般的に人出が多い場合、スリなどの被害や各種トラブル、将棋倒しなどの事故も懸念されます。さらには、イベントのために駐車制限や通行止めも予定されています。

 
6.つきましては、バンクーバーに渡航・滞在される方は、治安情勢等、渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めるとともに、改めて危機管理意識を持つよう努めてください。また、不測の事態に巻き込まれることのないよう、バス停・駅・空港や、観光施設・ショッピングモール・イベント会場など不特定多数が集まる場所を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察した場合は速やかにその場を離れるなど、ご自身の安全確保に十分注意してください。

 
在バンクーバー日本国総領事館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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