在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ
1.事件概要
(1)2月11日(月)19:00頃,在留邦人男性1名が同乗しメキシコ人男性が運転する車両が、セラヤ市内にある薬局(Farmacia Guadalajara)に駐車し、運転手が買い物を済ませて同車両に戻ってきた際(邦人男性は車外で待機していた)、近づいてきた男性1名にメキシコ人運転手が拳銃を頭に突き付け脅され、車両の鍵を渡すよう命じられた。その後、犯人は同車両に乗りこみ逃走した由。邦人男性は拳銃を突き付けられてなかったが、車内に置いてあった貴重品の入ったバックを盗まれた。
(2)最近、セラヤ市だけではなく、レオン市やイラプアト市内でも同様の車両強盗事件が発生している。
2.注意点
(1)車両強盗事件は、特に早朝や夕方の薄暗い時間帯、狙われやすい場所は交通量や人通りが少ない道路や、その道路に面している利用率が低い店舗の駐車場やガソリンスタンドにおいて発生しています。
(2)また、グアナファト州内では、深夜や早朝の時間帯、主に車両の通行量が少ない幹線道路において、パトカーを装って被害車両を停車させて強盗に及ぶ事件や、走行車両の前面に車両を割り込ませたり、障害物を設置する等して車両を停車させて拳銃を利用して脅して強盗に及ぶ車両強盗事件も少なからず発生しています。
(3)このような事件に遭遇しないためにも以下の行動を取って下さい。
・辺りが暗いうちは不要不急な外出は避け、コンビニや薬局、ガソリンスタンドには立ち寄らない。
・利用率の低い店舗や警備が整っていない店舗には立ち寄らない。
・常に周りに気を配り、怪しいと思った場合はその場から立ち去る。
・止むを得ず暗いうちに車両で走行する際は、交通量の多い道路を選ぶ。
・また、交通量の少ない道路を走行する際は、単独で走行せず、他の車両を追尾する形で走行する。
・常に周りの状況や環境を確認しながら運転することを習慣づけ、危険だと感じた際には、直ぐに車両を回避できる体制を整えておく。
(4)万が一,強盗事件に遭遇してしまった場合は以下の行動を取ってください。
・反撃する様なことは考えず,両手をゆっくりと犯人の見える位置に移動させ、抵抗する気がないことを犯人に示すことが重要です。
・また、相手が拳銃等の武器を所持している場合は,急に動くと犯人から攻撃される危険性が高いため、落ち着いて犯人の指示に従い,ゆっくりと動くことが大切です。
・一般的には、無抵抗で金品を差し出した場合に、更に生命・身体に危害を加えられる危険性は低くなります。自分の命をかけてまで守る価値のある物は無いことを忘れないでください。
・解放され,自身の安全が確認された場合は,必ず緊急通報「911」又は,「ジャパンデスク(日本語対応01-800-976-7486)」へ通報し,事件の概要を報告して指示を得てください。
在レオン日本国総領事館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成