在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 
1 年末年始にかけ,ドイツ国内において以下のような無差別襲撃事件の発生が報じられています。

(1)12月29日,バイエルン州ニュルンベルク近郊アンベルク町において,シリアやアフガニスタン等からの難民申請者が酒に酔って暴れ,通りかかった一般人12名を襲撃。

(2)1月1日未明,ノルトライン・ヴェストファーレン州エッセン市及び近郊のボトロップ町において,外国人排斥を標榜する男の運転する車が新年を祝う群衆に突入し,シリア人やアフガニスタン人など外国人を含む複数名が負傷。

(3)1月3日,ザクセン州デーベルン町にある政党「ドイツのための選択肢(AfD)」事務所前において爆発事案が発生(負傷者なし)。

 
2 これらの事件の背景は捜査中ですが,ドイツにお住まいの皆様並びに旅行者の皆様におかれましては,改めて次の事項に注意を払い,不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。

(1)テレビ,ラジオや新聞等の報道に注意を払い,最新の関連情報の入手に努める。

(2)観光施設をはじめ,イベント会場等の人が多く集まる場所や施設,駅や公共交通機関,政党事務所などは,テロ等の標的となりやすいことを認識し,常に周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等,その場の状況に応じて安全確保に十分注意を払う。

(3)不測の事態の発生を念頭に,会場や施設内では避難経路等についてあらかじめ確認する。

(4)事件に遭遇した場合には,まず身を伏せた上で,周囲の状況を把握するよう努め,可能であれば早めにその場から立ち去る。その際,現場の警察官等の指示をよく聞き,冷静に行動するように努める。

 
3 なお,これらの事件をきっかけとして,反移民・難民を標榜するデモ・集会やそれに対する対抗デモ等が発生する可能性も排除できませんので,テレビやラジオを通じ,常に最新情報の入手に努めるとともに,デモや集会には決して近づかないなど自らの安全確保に十分注意を払ってください。

 
4 また,何らかの邦人被害の情報に接した場合には,当大使館をはじめ,管轄の在外公館にご連絡ください。

 
在ドイツ日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

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