在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ
1 発生日時
10月16日(火)朝9時10~40分頃
2 発生場所
パライゾ地区トゥトイア通りとアビリオ・ソアレス通りの交差点付近
3 事件概要
被害者は車両で朝9時頃パライゾ地区のホテルを出発し,トゥトイア通りを走行中車両のタイヤがパンクしていることに気付いた。被害者は車両をすぐに停止させるのは危険と判断し,後続車両がないことや不審な者が周辺にいないことを確認し,上記場所の修理店で車両を停止させ,同修理店前の路上でタイヤ交換を行った。タイヤの交換中も不審者が近づかないよう片側の側面から車両を監視していたが,タイヤ交換終了後乗車した際に座席においてあった鞄がなくなっていた。被害者によると,タイヤ交換中に被害者らがいた反対側の側面から犯人は車両に侵入したものと考えているが,そのことには全く気付かなかったとしている。ただし,後から思うと修理中に褐色系の男から道を尋ねられ,一瞬気をとられることがあったので,その隙に犯行が行われたのではないかと思う由。また,事件直後にインターネットでクレジットカードが使用されていた。
4 被害
鞄(旅券,身分証明書,財布,クレジットカード2枚,パソコン,自宅鍵,免許証などが入っていた)
5 防犯対策
(1)8月にも本メールで,被害はなかったものの,パライゾ地区での不自然なタイヤのパンク事案の発生を報告しており,パライゾ地区においては同様の事案が発生する可能性が高い。今回の事件を踏まえ車両のパンク等の異常があった場合でも、安全な場所まで走りきり,不用意に車両を路上で停止させない。停車後も周囲を十分に確認し,貴重品は車内に置きっ放しにせず所持しておく。
(2)万が一、強盗に遭遇した場合は絶対に抵抗せず、犯人の要求に従う。
(3)逃走・抵抗またはそれと誤解される素早い動きはしない。
(4)犯人の顔は見ない。
在サンパウロ日本国総領事館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成