在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ
邦人犯罪被害
発生日時:2018年9月30日(日)午後
発生場所:マラケシュのメディナの路上
被害手口:ひったくり
被害者:40代女性
概要: 被害者は夫と共に10日間のモロッコ国内旅行を計画しており,9月26日(水)、モロッコへ入国した。9月30日(日)12時40分頃,マラケシュのメディナ周辺を観光し、Avenue Imam el Ghazaliを歩いていたところ,被害に遭った。
現場の通りは、被害者の他に観光客1組及び現地住民が数名のみで閑散としており、夫が前方、被害女性が後方の隊形で西に向かい歩行していた。前方(西から東へ)から一名が乗車したバイクが通過した際に、斜め掛けのポーチを強く引っ張られ、ポーチの肩紐が切れたことにより、そのまま持ち去られ、旅券,クレジットカード、スマートフォン及び現金(約5万円)を盗まれる被害に遭った。
その後、被害者は,警察での盗難届及びクレジットカード会社への盗難による利用停止申請を行った。
大使館からのコメント:日本人は非常に目立つため,標的になりやすい事を意識してください。通りを歩行する際は,可能な限り人通りが少ない通りは避けるとともに,人通りの多い通りにおいても,警戒心を怠ることなく,常に周囲に怪しい人物や車両がいないか注意を払って下さい。本件は前方から来たバイクによる襲撃でしたが,多くのケースは後方からの不意な襲撃であるため,通りを歩行する際は後方から聞こえるバイクのエンジン音にも注意を払いながら歩行するよう日頃から心掛けてください。また,犯人の追跡や犯人に抵抗することにより金品を奪われるだけでなく,思わぬ大怪我を負ったり,命を危険にさらすこともありますので,不用心に抵抗することは避けてください。
貴重品が入っているバック、ポーチ等は、定期的に開閉状況を確認するとともに,身体の前で抱え込むように保持するなど,周囲に注意を払ってください。また、スマートフォンを含め,財布や旅券等の貴重品に関しては,斜め掛けのバック等での管理を避け、可能な限りファスナーや鍵の付いたカバンの中にしまっておくとともに,被害を最小限におさえるため貴重品を分散する等の工夫も重要です。
在モロッコ日本大使館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成