在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 

 
1 当地報道によれば,10日13時過ぎ,首都アルジェのダル・ベイダ地区(空港所在地区)において, 空港近くの大モスク建設会社の中国人責任者に対する強盗殺人事件が発生しました。事件の背景は不明ですが,同責任者は,同地区の高速道路から近距離の労働者地区(空港北東側と高速道路の間)に所在する無認可の中国レストランに私用車運転手とともに訪れ,同運転手が昼過ぎの礼拝に向かうと,身元不明の複数名が同責任者に対し鞄を渡すよう要求し,同責任者がそれを拒否すると,刃物で刺され病院に搬送中に死亡したと報じられています(犯行グループは逃走中)。また,ダル・ベイダ地区においては,過去1年間に,本件被害者の他,1名が労働者地区で,1名がカリーム・ベルカッセム地区で殺害される事件が発生しています。

 
2 本事件を受け,12日,当地中国大使館は在留中国国民に対し,安全上の更なる注意を行うよう警告を発出しました。中国大使館の声明によれば,当国の幾つかの地方で中国企業及び中国人社員に対する武装強盗や窃盗が何件か起きており,負傷者や財産の損傷が生じている由です。

 
3 アルジェ中心部のカスバ地区(警察のエスコートが必要),バブ・エル・ウェッド地区,ベルイズダッド地区(ベル・クール地区とも言われている),また,東部地域(フセイン・デイ地区,バラキ地区,エル・ハラッシュ地区,バブ・エズアール地区等)の庶民街では,一般犯罪が多発していますので,不必要な立ち入りは控えるよう注意が必要です。

 
4 路上強盗等の身体犯の場合には,ほとんどの場合が凶器を所持しています。絶対に犯人には抵抗しないでください。直ぐに近くにいる人に助けを求め,警察(17番)に通報するとともに,会社等に連絡してください。窃盗被害の場合には,所轄警察に届け出てください。外出の際には,貴重品や大金はできるだけ持ち歩かないようにし,人通りの少ない場所,夜間の単独行動は避け,できるだけ目立たぬよう慎重に行動してください。

 
在アルジェリア日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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