在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ
6月8日(金)午後3時頃、リオ市南部ウルカ地区の『プライア・ベルメーリャ(Praia Vermelha)』海岸周辺において、リオ州軍警察と犯罪組織との間で銃撃戦が発生し、軍警察官が手榴弾の破片により負傷したほか、観光名所である『ポン・デ・アスーカル』のロープウェイが一時的に運航停止(治安要因による運航停止は初)、サントス・ドゥモン空港(Aeroporto Santos Dumont)の運航にも一部影響が出た模様です。
また、本日(11日)までに、少なくとも、『プライア・ベルメーリャ』海岸の沖合や周辺の林内で犯罪組織関係者と思われる数体の遺体が発見されている模様です。
本件は、レーメ地区(Leme)の北側に位置するバビロニア(Morro da Babilonia)及びシャペウ・マンゲイラ(Morro do Chapeu Mangueira)両スラム街を舞台とした麻薬密売組織間抗争に対する治安当局による掃討作戦の延長線上で発生したと見られています。
今後も、治安当局による両スラム街に対する断続的な掃討作戦の実施に伴う銃撃戦の発生や麻薬密売組織間抗争の激化が懸念されますので、『ポン・デ・アスーカル』周辺へ観光に行かれる際には、事前情報を収集するなど、十分ご注意下さい。
在リオデジャネイロ日本国総領事館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成