観光客を狙った高額請求時案を念頭におき,レストラン及びメニューの選定は慎重に行ってください。
1 1月21日付け当地報道等によると,ヴェネツィアのレストランにおいて日本人学生4人が,ステーキ4人分,魚介類のフライ等を注文したところ,1,100ユーロを請求され,居住地であるボローニャで被害届を提出したとのことです。また,他にも魚介のスパゲッティを食べ,350ユーロを請求された事案についても報道されています。
2 当地のレストランでは,Tボーンステーキや魚介類ではグラム単位のメニュー等もあるため注文の際には,メニューをよく確認することをお勧めします。また,法外な値段を請求された場合は,その場で治安当局等の介入を求めることもよいかもしれません。また,事後に届出をする場合には,請求書を保管するだけでなく,店の住所及び店名もしっかりと確認しておきましょう。
3 これから観光客が増える時期になります。世界各国からの観光客が訪れるヴェネツィアとしても対策に取り組むようですが,こうした被害にとどまらず,スリ等の窃盗事件もヴェネツィアでは発生しています。旅行を楽しむためには,普段から細心の注意が必要です。
在ミラノ日本国総領事館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成