警戒レベル引き上げに伴い,当局は,山頂から半径8km圏内を立ち入り禁止区域に指定の上,マヨン山への入山を規制し,また,付近の住民を避難させています。立入禁止区域には絶対に近寄らないでください。

 

 
1 ルソン島南東部,ビコール地方アルバイ州にあるマヨン山(マニラから東南東約500kmに位置する活火山)は,比較的小規模な噴火とそれに伴う溶岩流が断続的に発生しており,フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は,1月15日に噴火警戒レベルをレベル3(危険な噴火に向けて進行)に引き上げていましたが,22日,同研究所は,さらに噴火警報レベルをレベル4(危険な噴火が差し迫った状態)までに引き上げました(警報レベルは5段階であり,上から2番目に強い警報レベルとなります。)。

 
2 この噴火警戒レベルの引き上げに伴い,1月22日,フィリピン当局は,マヨン山の山頂から半径8km圏内を立ち入り禁止区域に指定の上,マヨン山への入山を規制しているほか,地元警察等による付近住民(アルバイ州レガスピ市の一部,ダラガ町の一部及びギノバタン町の一部の住民)の避難措置を講じています。立入禁止区域には絶対に近寄らないでください。

 
3 また,マヨン山の噴火に伴う噴煙の影響により,1月22日現在,レガスピ(ビコール)国際空港が一時閉鎖されています。空港の閉鎖・再開については,噴煙や降灰の状況(風向き)によって検討されることとなっており,非常に流動的です。今後,同空港を利用される予定の方は,最新の情報収集に努めてください。

 
4 つきましては,関連最新情報の入手に努め,安全確保に十分注意を払ってください。また,噴火の状況によっては,より広い地域で火山灰の降灰がある可能性があり,火山灰を吸い込むことによる健康被害が懸念されるほか,火山灰が家屋屋根等に積もり,雨などの水分を含んだ結果,相当の重さになり,家屋が崩壊することもありますので,あらかじめご注意の上,必要な対策を講じてください。なお,万一,何らかの被害に遭った場合,または被害に遭った方の情報をお持ちの場合には,在フィリピン日本国大使館まで御連絡ください。

 
在フィリピン日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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