在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 

 
1 10月27日(金),カタルーニャ州議会は「一方的独立宣言」を可決しました。これに対し,スペイン国会上院は,カタルーニャ州に対する憲法155条の適用を採決に付し可決される見通しです。これにより,州知事及び州政府幹部の職務が停止され,中央政府がカタルーニャ州政府の一部権限を代行し,州議会の権限にも制限等が行われる予定であり,両者の対立はますます深まっています。

 
2 今後,中央政府の決定に対する分離独立派市民の抵抗・不服従運動が活発化し,各地で大規模デモ及びストライキが頻発することも予想されます。
29日(日)午後零時からグラシア通りにおいて反独立派による大規模デモが呼びかけられていますが,それ以外にもグラシア通りやサン・ジャウマ広場等の目抜き通りや州政府施設が所在する場所において,突発的なデモが行われる可能性もあります。

 
3 大規模デモが発生した場合,公共交通機関にも多大な影響が出ることが予想されます。また,先般カタルーニャ広場付近において開催されたデモにおいては,一部が暴徒化し,椅子を投げ合う等の小競り合いが発生しました。
今後も同様の事案が発生する可能性もありますので,在留邦人及び旅行者の皆様は,最新の治安情勢等,渡航・滞在先について関連情報の入手に努めて頂き,不用意にデモ隊等に近づくことないようにして下さい。

 
在バルセロナ日本国総領事館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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