10月1日やその前後の期間において,多くの人が集まる投票所や集会場,行政機関等には近づかないでください。また,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。

 

 
1 スペイン北東部カタルーニャ州では,州政府及び州議会がカタルーニャ分離独立運動を進めており,州政府は州議会が可決した「州民投票法」等に基づいて10月1日(日)にカタルーニャの分離独立の是非を問ういわゆる「州民投票」を実施する方針です。これに対して,スペイン中央政府は,憲法裁判所による「州民投票法」等の執行停止命令を得て,「州民投票」は違法であるとして,その実施を認めない方針です。

 
2 このため,「投票日」とされる10月1日に向けて,バルセロナ市を中心に,「州民投票」を実施しようとする州政府や分離独立派とこれを阻止しようとする中央政府や分離独立反対派の間で緊張が高まっており,衝突や混乱が生じる可能性があります。

 
3 つきましては,10月1日やその前後にカタルーニャ州に渡航・滞在される方は,安全に注意する必要があることを認識し,最新の治安情勢等,渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努めてください。また,不測の事態に巻き込まれることのないよう,次の点に留意してください。

(1)集会または行進等が行われている場所及び関連施設に近づかない。

(2)仮に投票が行われる場合には,投票所及び開票所に近づかない。

(3)州民投票に係る不用意な言動や議論は慎む。

(4)ラジオ・テレビ・インターネットなどを通して,最新かつ正確なデモ・集会及び治安状況に関する情報の入手に努める。

(5)万一,デモ等に遭遇した場合には,速やかにその場から離れる。

 
在スペイン日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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