在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ
1 17日午後5時過ぎ、バルセロナ市内ランブラス通り及びボケリア市場付近において銃撃及び車両突入テロ事件が発生し、多少の負傷者が発生している模様です。詳細情報不明ですが、付近にいる方は即座に安全な場所に待避し、身の安全を確保して下さい。犯人は現在も武器を所持し、付近のバルに立てこもっている模様です。
2 カタルーニャ政府は付近への立ち入りを禁止しています。絶対に現場付近へは近寄らないようにして下さい。また、邦人負傷者に関する情報をお持ちの方はバルセロナ総領事館までご連絡下さい。
追記(8月18日)
バルセロナ市におけるテロ事件との関連は不明ですが、タラゴナ県カンブリルス市において、カタルーニャ州警察が爆発物を体に巻いていたテロリストと思料される4名を射殺する事件が発生しました。テロ事件が今後も連続発生する危険性もありますので、付近に滞在している方は外出を控えて下さい。
追記(8月21日)
1 カタルーニャ州政府内務長官の発表によれば、バルセロナ市内におけるテロ事件はモロッコ人国籍男性1名による犯行とのことです。同被疑者は逃走途中に一般車両を奪った上で運転手の男性を殺害し、現在もなお逃走を続けています。
2 カタルーニャ州警察等は被疑者確保のため、現在も州内各所において検問を実施中です。市内主要観光地は警備強化されていますが、車両突入等によるソフトターゲットを狙ったテロ事件はいつどこで発生してもおかしくない状況です。最新の情報収集に努めて頂き、十分に注意して行動して頂きますようお願いします。
3 州警察は、現在逃亡中の被疑者情報について下記のとおり公表致しました。
氏名:YOUNES ABOUYAAQOUB
年齢:22歳
身体特徴:体格普通、身長約180センチメートル、髭を生やしている可能性あり。
州警察手配写真リンク:
http://mossos.gencat.cat/ca/detalls/Noticia/recerca_captura_atemptat.html
追記(8月22日)
州警察は、21日17時にバルセロナ県スビラッツ市で爆発物と思われるベルトを装着した人物を射殺し、またその人物が17日に発生したバルセロナにおける車両突入事件で現在逃亡中の被疑者YOUNES ABOUYAAQOUBであることを確認し、公式ツイッターで公表致しました。
追記(8月23日)
1 本件テロ事件に関しては、ランブラス通りへの車両突入事案実行犯を含むテロリスト8名が死亡、4名が逮捕されるに至り、治安当局も本件テロ組織を壊滅した旨発表しています。
2 被害者数は死者15名(国籍別:スペイン6名(内1名がアルゼンチンとの二重国籍)、イタリア3名,ポルトガル2名,ベルギー1名,アメリカ1名,カナダ1名,オーストラリア1名(イギリスとの二重国籍))、負傷者130名以上(33カ国1地域)が犠牲となりました。なお、邦人被害はありませんでした。
3 22日、逮捕被疑者の内1名が法廷において供述したところ、被疑者らは爆発物を使用した大規模なテロを計画しており、教会や記念碑もターゲットにしていたとのことです。
在バルセロナ日本国総領事館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成