モロッコではサッカーの試合においてフーリガンの過激な行動により,死傷者が発生する事件が発生していることから,これらのフーリガンに近づくことのないよう気をつけてください。
1 8月18日(金)の20時から,2018年にケニアで行われるアフリカ全国選手権(African Nations Championship)の予選,モロッコ代表対エジプト代表の試合がラバトの競技場(Complex Sportif Prince Moulay Abdellah)にて行われます。また9月1日(金)21時から,2018年にロシアで開催されるサッカー・ワールドカップ・アフリカ大陸最終予選のモロッコ代表対マリ代表の試合が同じ競技場で行われます。モロッコのサッカーについては,2016年2月にラバトにてサポーターが暴徒化して警官隊と衝突,路線バスを横転させて死者2名を出す事件や,同年3月にカサブランカで開催された国内リーグの試合にてフーリガンの衝突により2名が死亡,54名が負傷した事件が起きています。
2 今回の試合は上記の暴動が発生した国内リーグ戦ではなく代表の試合ではありますが,当地では試合の前後に関わらず,少人数のサポーターによる小競り合いから警察が介入しなければならないほどの衝突及び騒動に発展するケースが散見されます。つきましては,モロッコ在留邦人の皆様及びモロッコをご旅行中の皆様におかれましては,競技場周辺に不用意に立ち寄ることのないように注意するとともに,特にフーリガンの過激な行動に十分注意し,フーリガンと思わしきグループには近づかない等の配慮をもって行動するよう心掛けてください。また,小競り合い程度でも大きな衝突に発展し,巻き込まれる可能性がありますので,興味本位でそのような場所に近づくことのないよう留意してください。
在モロッコ日本大使館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成