グレイストンドライブにて、拳銃使用のカージャック未遂事件が発生しました。空港からの追尾強盗の可能性もあり、目立たない(ロープロファイル)等安全対策を徹底し、十分注意してください。

 

 
6月28日(水)19時50分頃、在留邦人の方が、空港から運転手付レンタカーにて帰宅途中、ヨハネスブルグ高速道路M1のグレイストンドライブの出口で赤信号のため停車した際、急に右車線から1台の白い中型のセダン車が目の前に斜めに停車するとともに、拳銃を持った男性2~3名が降りて車の襲撃を試みたところ、運転手が車を急発進させ、その場から離脱し、被害を回避するという事案が発生しました。その場を離脱した後も犯人は追いかけるそぶりを見せたため、空港からの追尾強盗であった可能性もあります。

 
また、同日14時00分頃、N3走行中の在留邦人が、1台の白い中型車に追尾され車両を停止させようとした不審車も報告されています。

 
報道等によれば、ORタンボ国際空港を起点とする追尾強盗が連続発生しているとのことであり、今回の事案と同様に、多くの車が走行しているにもかかわらず、カージャックを実行する事例も複数件発生しているとの由です。

 
つきましては、車両での移動時には、昼夜問わず、以下の安全対策を徹底していただきますよう、お願いいたします。

 
万一、事件・事故等に巻き込まれた場合、また、未遂であったとしても、その概要を在南アフリカ日本国大使館に連絡してください。

 

安全対策

(1)空港出発時には、複数人が乗車したまま待機している、あるいはこちらの様子をうかがっている様な不審者(車)がいないか確認するとともに、走行中も同じ車が追従していないかなど周囲の状況について十分警戒をお願いします。万一、追尾車両を認めた場合は、警察署等の安全が確保できる場所を目指しつつ、警察へ通報して支援を要請してください。

(2)カージャック犯は、空港出入口付近にいるターゲットを物色し、狙いを定めている可能性が高いので、空港から送迎車を利用する場合、送迎車を待つ間はなるべく建物内で待機するなど、目立たない(ロープロファイル)ようにしてください。

(3)交差点を通過する際には、停車することなく通過できるように速度調整を心掛け、停車する場合には、前車との間隔を十分に空けて、緊急時には直ちに発進して離脱できるようにしてください。

(4)警察を装った強盗も考えられますので、身に覚えのない停止命令や他人からの声かけには応じないでください。万一、そのような事態に遭遇した場合も警察署等を目指しつつ、警察へ通報して支援を求めてください。

 
在南アフリカ日本大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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