マリでは全土において、テロの高い脅威が存在することに注意してください。
1 6月18日午後3時半頃(現地時間),武装集団が首都バマコ市東郊のリゾート施設「Le Campement Kangaba complex」を襲撃し,数十名の人質をとって立て籠もる事件が発生しました。同日午後7時頃,マリ国軍特殊部隊が介入し,人質を解放,武装集団の1名を殺害しましたが,4~5名が逃走中とみられています。
2 マリでは,イスラム過激派の掃討作戦が継続中の北部のみならず,中部やバマコの位置する南部地域においても,イスラム過激派組織が関与すると思われる襲撃事件が多く発生しており,昨年3月にも,バマコ中心部で,武装集団がホテルを襲撃する事件が発生しています。マリでは全土において引き続きテロの高い脅威が存在することに注意してください。
3 マリに渡航・滞在予定の方や滞在中の方は,以下の対策をお願いします。
(1)最新の治安関連情報の入手に努める。
(2)滞在先及びその周辺の治安情勢や警備体制を常時確認する。
(3)滞在先に危険を感じるようであれば,より安全なところに滞在先を移すなど必要な安全対策を講じる。
(4)テロや襲撃の標的となりやすい場所(※)にはできる限り近付かない。
※ホテル,レストラン,バー,リゾート施設,スーパーマーケット,教会等,特に欧米人等外国人が多く集まる施設,宗教関係施設,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等
(5)上記(4)の場所を訪れる際には,避難経路を確認するなど周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(6)夜間の外出は避ける。
追記
イスラム過激派「JNIM」が犯行声明を出しました。
実行犯の一部はいまだ潜伏している可能性があり、予断を許さない状況です。
在マリ日本国大使館
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成