ロレーヌ地方圏へ観光目的での旅行をお考えの皆様へ
本記事では日本国外務省にて紹介されているロレーヌ地方圏の治安情勢をご紹介致します。
犯罪発生状況
ロレーヌ地方は,パリ等の大都市に比べ比較的安全な都市と言われていますが,下記の被害事例のとおり,対策を怠ればスリ,置き引き,ひったくり等の被害に遭う可能性があります。
また,この地方はドイツ,ルクセンブルク,ベルギーの国境に接しており,シェンゲン協定により国境検問が無くなったことから麻薬の密輸ルートの一つになっているとみられ,近年,麻薬犯罪(密売・運搬等)の検挙率が高くなっています。
犯罪の特徴/ 日本人の被害事例
メッス市,ナンシー市及びその近郊における犯罪の特徴は以下のとおりです。
短期滞在の場合,スリ,置き引き,ひったくり等の窃盗犯が発生しています。また,近年,未成年者によるスリが増加しており,注意を要します。
長期滞在の場合,強盗,空巣ねらい,車上荒らし,クレジットカード不正使用事件等の被害に遭う可能性が高くなっています。
これまでに発生した日本人の被害事例は以下のとおりです。
(1)置き引き
ナンシー駅で電車を待つ間にうたた寝をしてしまい,旅券等を入れたリュックサックを盗まれた。
(2)盗難
ナンシー駅近くの郵便局で旅券のコピーをとり,郵便局を出た後,旅券がないことに気づき,郵便局に戻ったが旅券はなくなっていた。
犯罪被害の主な発生地域
メッス市のボルニー地区(Borgny)およびその近郊にある,ベルコア地区(Bellecroix),ラ パトロット-シュマン ドゥ ラ モーゼル地区(La Patrotte-Chemin de la Moselle)等の地区は低所得者層が多く居住する地区で,暴力行為,麻薬関連事件等が発生しているなど,治安上問題があるため,不要な訪問は推奨しません。
当地での滞在を満喫するためにも、まずは「自分の身は自分で守る。」という意識を持ち、安全対策には万全を期してください。
出典:外務省ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=170)