ケニアのテロ・治安詳細情報.001

 
ケニア(首都ナイロビ)への旅行を検討中の皆様へ

本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、ケニア(首都ナイロビ)への旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。

 

 
1.滞在時の各種届出(届出の要・不要、届出方法等)
 短期滞在査証(観光用ビザ)の有効期間内であれば特に必要ありませんが、3か月以上滞在される場合は、外国人登録が必要になります。

 
2.旅行、写真撮影の制限(外国人の旅行が禁止又は制限されている場所等)
 大統領官邸や陸・海・空軍関連施設、警察の施設等に外国人が許可無く立ち入ったり、写真撮影をすることは禁止されています。

 
3.旅券の携帯義務
(1)外国人は旅券の携帯が義務づけられており、現場の警察官や入国管理局職員は、外国人が合法的に滞在していることが証明されるまで、法令により身柄を拘束することができます。また、軍に拘束された場合は、合法的に滞在していた証明ができた後も、任務遂行上支障が無いことが認められるまで拘束され続けられます。このため、旅券を携帯していなかった日本人が軍に拘束され、旅券を届けて貰うまで拘束され、その後も、ケニア滞在の態様について聴取され続けた事案が発生しています。
(2)このため、長期滞在、観光旅行等の短期滞在を問わず、ケニア滞在中は、旅券を常時携帯するようにしてください。なお、旅券のコピーは認められませんのでご注意ください。

 
4.麻薬、コカイン等の禁止薬物
 麻薬、コカイン等の薬物は輸出入禁制品のため、国内での売買、使用に対しても刑罰が科せられます。また、路上でミラー、カット、チャットと称される麻薬に似た作用がある葉が売られていますが、麻薬等同様に使用は厳に慎んでください。また、日本人観光客等が覚醒剤の運び屋となり、ジョモ・ケニヤッタ国際空港及び日本国内の空港で検挙される事件が多発しています。ケニア人をはじめ外国人から「この荷物(コーヒー、ナッツ等)を日本の友人に届けてほしい」等と依頼を受けても毅然と断り、安易に荷物を預からないように十分注意してください。

 
5.象牙
 ケニアでは象牙の販売を目的とした象の密猟が大きな社会問題となっています。密猟した象牙は密輸出され、ケニアの関係機関は取り締まりを強化しています。このため、観光客が、当地国立公園において、現地のケニア人から象牙であることを告げられぬまま購入してしまい、空港で逮捕される事案も発生していますので、お土産品を購入する際は、材質が何であるか確認するようにしてください。

 
6.交通事情
(1)交通マナー
 交通規則やマナーを守らない車両も多く、特に小型乗合バス(マタツ)は信号を無視したり、無理な割り込みをしたり、歩道を走行したり逆走する等、危険な運転をする傾向があるため、ケニア国内でも問題視されています。また、方向指示器やヘッドライトが作動しない等整備状況の悪い車両も多く走行しています。
(2)道路環境
 多くの場所で道路に穴があくなど道路状況も悪く、スピードを出し過ぎて走行しないよう、細心の注意が必要です。信号等が設置されている交差点やラウンド・アバウト(ロータリー)でも、信号が作動していないことがあります。
(3)鉄道の利用
 鉄道は1日に数本運行していますが、治安上の観点から利用しないでください。
(4)路線バス(マタツ)の利用
 治安上の観点から路線バス等は利用しないでください。
(5)タクシーの利用方法
 一般のタクシーの場合、乗車前に運転手との間で値段交渉し、事前に料金を決定しておくことが望ましいと言えます。しかし、一般のタクシーで、特に個人経営のタクシー(いわゆる「白タク」)は悪徳な運転手が多く、車の整備も行き届いていない場合も多い為危険です。つきましては、車体に社名が印字されている信頼のおけるタクシー会社を利用することをお勧めします。また、その場でタクシーを見つけられない場合は、電話でタクシー会社に連絡してタクシーを呼ぶことも出来ます。

 
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=100)

 

 

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