オマーンへの旅行を検討中の皆様へ
本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、オマーンへの旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。
1 オマーン政府に滞在届を提出する必要はありません。
2 軍事施設,文化・遺産省指定施設等は旅行制限区域となっています。
3 写真撮影については,軍事施設,空港,港湾設備,国境(出入国管理事務所付近),政府高官居住地域や大使館を除いては原則として自由です。ただし,女性を撮影することは極力控えたほうが無難で,撮影する場合は,事前に本人の承諾を得ることが必要です。
4 麻薬の所持・使用は禁止されています。これに違反した場合は長期間収監され,場合によっては罰金刑も科されます。
5 外出の際は,パスポートなどの身分証明書を携行することが必要です。
6 君主制であるため,国王に対する不敬行為(侮辱的行為,批判等)は重い罰を受けます。また,警察官等治安当局者に対する不適切な言動や誤解を与えるような態度も厳禁です。
7 オマーンでは国家基本法により集会の自由が保障されているものの,政治・宗教的活動に関係する集会及びデモ等は禁止されています。違反した場合には禁固刑が科せられます。
8 不法就労は罰金を科された上,国外追放処分及び一定期間の入国が不可となります。場合によっては収監されることもあります。
9 車は右側通行です。幹線道路や高速道路は片側2車線から3車線あり,幅も広く,比較的運転はし易いと言えますが,一部の交差点では英国式のラウンド・アバウト(ロータリー式の信号を使わない交差点交通システム)が採用されているため,慣れない場合通行に注意が必要です。一方,道路工事が頻繁に行われることによる道路交通環境の変化に加え,車両台数の増加,割り込み等交通法規を遵守しないドライバーが多いため,交通事故が日常的に発生しています。人口10万人当たりの交通事故死亡者数(死亡率)は日本の約6倍にものぼります。主な事故原因は速度超過,無謀運転,運転技量の未熟さと言われています。オマーンで車を運転する際は以下の点に気をつけてください。
・シートベルトを確実に着用する。
・速度超過に留意しながら周囲の交通状況に応じた運転を心掛ける。
・十分な車間距離を保つ。
・安全確認を怠ることなく,万一の場合でも対応できるように危険を予測しながら運転する(防衛運転)。
・車両専用道路でも歩行者や家畜が無理な横断をする場合が少なくないので,それらの動向には十分注意する。
・週末,休日,ラマダン期間中は事故が多発する傾向にあるので,特に注意が必要。
・高速道路には交通死亡事故の抑止対策の一環として取締りのためのレーダーカメラが設置されています。一般道路も含め警察のスピード違反等の取締りは近年厳しくなっています。
・運転中の携帯電話の使用は禁止されています。
10 砂漠等,場所によっては,通信手段(携帯電話)が脆弱な地域があるため,遠出の際には万が一に備え,宿泊先(本邦留守宅や職場関係者等)に具体的な行き先を伝えておくことをお勧めします。
11 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく最寄りの日本国大使館又は各日本国総領事館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても行うことができますので,最寄りの在外公館まで送付してください。
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=047)