在ナイジェリア大使館からの注意喚起(ボコ・ハラム誘拐)
【ポイント】
ボルノ州を中心に,北東部ではボコ・ハラムが外国人にターゲットを絞って誘拐を計画しているとの情報があり,当地の米・英大使館も注意を呼びかけています。北東部への訪問は絶対にやめてください。また,国内各地においてテロや誘拐の脅威がありますので,外出時は,常に危機管理意識を持って慎重な行動を心がけて下さい。
【本文】
在留邦人の皆様へ
2017年5月8日
在ナイジェリア日本大使館
ボルノ州を中心に,北東部ではボコ・ハラムが外国人にターゲットを絞って誘拐を計画しているとの情報があり,5日以降,当地の米・英大使館は注意を呼びかけています。具体的には,ボルノ州バマにおいて,西洋人に対する誘拐の脅威が高いとのことですが,同地域に限らず,北東部においては依然としてボコ・ハラムによるテロ攻撃や拉致事件が多発していることから,絶対に訪問しないでください。
また,ボコ・ハラムに関しては,国内各地に戦闘員が潜伏しているとも言われており,先日もアブジャを含む複数の地域で戦闘員が逮捕されたとの発表がありました。テロ攻撃だけでなく,資金・食料に困窮した一味による身代金目的の誘拐の脅威も高いことから,夜間をはじめ不要不急の外出は避け,日中の外出時にも車両を利用し複数人での移動を心がけるなど安全対策を講じてください。
また,5月下旬以降,当地はラマダン期に入ります。引き続き,テロ等に巻き込まれることがないよう,標的となりやすいモスク・教会,市場,バス・タクシー乗り場,(人や露店が集う)幹線道路のジャンクション等には近づかないように注意し,また,イベント等が開催されるホテル・レストラン等の利用は避けるなど,常に身の安全と被害防止に努めて下さい。
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成
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