メキシコのテロ・治安詳細情報.001

メキシコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在メキシコ日本国大使館

【最近の犯罪発生傾向】
ア 2015年以降,殺人,強盗,窃盗,誘拐,強姦等の犯罪は増加傾向にあり,2016年は,2012年の現政権発足後ワースト1位の殺人件数を記録するなど,市民に対する治安上の脅威は,引き続き存在しています。


イ メキシコ全土で組織的犯罪として誘拐が横行し,身代金を目的としたビジネスとしても定着しています。2016年における誘拐被害届出件数は1,128件であり,前年比5.7%増加しました。誘拐は,ほとんどが身代金目的の営利誘拐であり,かつては警戒が厳重な富裕層が主として標的とされていましたが,最近は中流階級も狙われるなど標的の範囲が拡大しています。また,誘拐の被害者の大部分はメキシコ人ですが,一部は外国人を狙ったものであり,日本人も標的になり得るため,十分注意する必要があります。
強盗,窃盗(車上ねらい,置き引き,ひったくり,スリ,自動車盗難等)の被害は昼夜を問わず発生しているので,多額の現金や貴重品を所持しての外出は避けてください。特に,銀行やATMで多額の現金を引き出した後,けん銃を使用した強盗被害に遭うといった事件や,メキシコ市を中心に高級腕時計を狙った強盗事件が多発しています。また,スマートフォンを狙ったひったくりも多く発生していますので,携帯電話を使用する際は周囲に注意を払ってください。また,公共交通機関である地下鉄,バス,流しのタクシー(Libre)強盗事件も多発しており,Libreを利用する際は十分注意が必要です。
エ これまでに,メキシコにおいて日本人・日本権益を直接標的としたテロ事件は確認されていませんが,近年,シリア,チュニジア及びバングラデシュにおいて日本人が殺害されたテロ事件や,パリ,ブリュッセル,イスタンブール,ジャカルタ等でもテロ事件が発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロも発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロ事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,テロの被害に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください

出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

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