ブラジル-治安 テロ情報.001

 
在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 

 
1 発生日時

6月7日(金)不明

 
2 事件発生場所

アノリー市ソリモンエス河流域
※ソリモンエス河は一般的にはアマゾン河と呼ばれる。

 
3 事件概要(報道によると以下のとおり)

ソリモンエス河流域のアノリー市で、テフェー市から航行中の貨物船が3人の海賊に襲われ、3つの積荷を略奪される事件が発生。

その後、海賊は逃走したが、4つ目の積荷を奪おうと、再度戻ってきた。

しかし、乗組員は抵抗し銃撃戦となった結果、積荷は奪われなかったものの、乗組員1名が被弾。襲撃時、警察に通報しその援助を依頼していたが、到着した時には既に海賊は逃走。

4つ目の荷物には時価10万レアル19キロの麻薬が詰められていた。アノリー市近郊のソリモンエス河流域に位置するコアリー市は麻薬ルートの中心であり、度々小型船が大量の麻薬を輸送する手段として使われている模様。

今回は麻薬関連の事件であるが、州文民警察水上警備隊の発表によると、最近、観光船や貨物船に対しての、海賊の襲撃が急増していると指摘。

貨物船からは食料や燃料を、観光船からはカメラ、ビデオ、パソコン等を強奪する由。

 
4 総領事館からのお願い

(1)観光船に乗るときには、事前に航行経路、被害歴等の情報を収集し確認する。

(2)アウトドアー等で船旅をするときも、危険な地域の情報をしっかり収集するとともに、近づかないようにする。

(3)万が一,被害に遭遇した場合は,(ア)絶対に抵抗をしない(相手を刺激せずできるだけ要求に応じる)。(イ)相手の顔を直視しない(抵抗の意味で顔を覚えたと捉えられる)。

 
在マナウス日本国総領事館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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