在留邦人の皆様及び旅行者の皆様へ

 

 
報道によりますと、5月9日、コートジボワール政府は、北部国境へテロリストによる攻撃が行われるとの噂に呼応して、軍、国境監視等の治安機関へ5月12日(日)から6月3日(月)までの間、警戒強化を指示しました。

政情不安定なマリ、ブルキナファソの影響を受け、テロ脅威のは日に日に増しており、コートジボワールとブルキナファソと国境については、昨年からブルキナファソ側の検問所が幾度もテロリストの攻撃を受けてます。

また、テロの脅威は、ニジェール、ガーナ、トーゴ、ベナンにまで広がっており、昨年9月には、ブルキナファソとニジェール国境付近にて、イタリア人司祭が、今月初めにはブルキナファソとベナン国境付近にて、フランス人観光客等が武装集団によって拉致されています。
 
コートジボワールについては、2016年3月、グランバッサムのホテルリゾート地にて、マリから侵入した武装集団のテロ攻撃により、19人が亡くなっており、昨年末には、ホテルや軍施設を対象にテロを計画し、下見まで行っていたテロリスト集団が、マリの情報機関によって逮捕されました。

これらの国における国境監視は、万全とはいえず、テロリストが侵入すれば、マリ、ブルキナファソとの国境付近のみならず、遠方に位置する主要都市についても大きな影響を受けることは、過去の事件が示しています。
 
また、現在はラマダン期間中であり、これまでに他国では多くのテロ事件が同期間前後に発生していることを考慮して、在留邦人、観光客の皆様にあっては、テロの対象となりやすい大型スーパー、ホテル、レストラン等多数の人が集まる場所への外出をできるだけ控えて頂くようお願いします。更に、最新の治安情報を入手するよう努めて頂くとともに、ご自身の身の安全の確保のため、細心の注意を払うようお願いします。

 
在コートジボワール日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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