最新の情報入手に努め,不測の事態に巻き込まれることがないよう十分注意してください。

 

 
1 2月1日,モルディブ最高裁は,ナシード元大統領を含む有罪判決を受けた9名の政治犯の釈放,及び議員資格を剥奪された12名の国会議員の復権を命じる判決を出しました。5日には,ヤーミン大統領が最高裁に同判決の取り消しを迫りました。
 一方,首都マレ市(マレ島)の野党事務所周辺では,野党が最高裁判決の早期実施を求める集会を毎夜開催し,治安維持部隊との小競り合いも発生しました。

 
2 5日夜,ヤーミン大統領は憲法第253条に基づき15日間の非常事態宣言を発出しました。大統領命令による政府のプレスリリースでは,(1)非常事態宣言は,2月1日に発出された最高裁判決に関連して起きた事態に基づき,全ての市民及び国の平和と福祉を守るために発出した,(2)非常事態宣言にもかかわらず夜間外出禁止はなく,一般の移動、サービス、ビジネスも影響はない,(3)非常事態の結果、「集会の自由」,「違法な逮捕及び拘留」,「大統領及び副大統領の解任」,「閣僚に対する不信任決議」,「最高裁の裁判権」等に係る権利が制限される,とされています。

 
3 つきましては,マレ市(マレ島)に滞在・渡航される方は,以下の点に留意し,不測の事態に巻き込まれることがないよう十分注意してください。

(1)最新の情報の入手に努める。

(2)大統領府,共和国広場,最高裁判所,政党事務所や集会・デモ等に近づかない。

(3)デモ,過激な行動や不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れる。

(4)警察等の交通規制・検問に従う。

(5)身分証を携帯する。

(6)夜間の外出を控える。

(7)不測の事態に備え,当面の食料や水,燃料等を備蓄し,旅券等を確認する。

 
在モルディブ日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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