同様の事案に遭遇した場合は,ワイパーを動かすことなく,しばらくの間走行し,安全な場所で清掃するようお願いします。

 

 
1 事案概要

9月30日(土)午後8時頃,邦人がショッピングセンターガレリア・サントドミンゴ西側の南北道路を走行中,何者かが邦人の運転する自動車のフロントガラスを狙い,卵を投げつけるという事案が発生しました。

被害にあった邦人は,幸い視界が遮られることはなく,走行を続けることができたため,車両強盗等の直接的な被害は発生しませんでした。

 
2 卵投げつけによる車両強盗の手口

本件行為者が車両強盗を目的としていたかは定かではありませんが,卵投げつけによる車両強盗は,ニカラグアに限らず世界各地で発生しています。

強盗犯は,走行中の自動車のフロントガラスに卵を投げつけ,驚いたドライバーが条件反射的にワイパーで除去しようとすると,白い薄い膜がフロントガラス全体に拡大してドライバーの視界を遮断します。

ウォッシャー液を使用すると,かえって白い薄い膜が広がり,空気に触れて乾燥した膜は,ワイパーを数回動かしただけでは完全には除去できなくなるため,ドライバーがやむを得ず停車したところを襲うという手口です。

 
3 対処法

フロントガラスに飛散した卵が1個程度であれば,ドライバーの視界を完全に遮断する可能性は低いため,万が一卵を投げつけられた場合は,ワイパーを動かすことなく,しばらくの間走行し,安全な場所で清掃するようお願いします。

完全に視界を遮断された場合は,落ち着いて,減速しながら運転席側ドアガラスを開けて目視により走行を続け,安全な場所に避難していただくようお願いします。

 
在ニカラグア日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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