ヤンゴン市の治安情勢について

 
ヤンゴン市へ観光目的での旅行をお考えの皆様へ

本記事では日本国外務省にて紹介されているヤンゴン市の治安情勢をご紹介致します。

 

 

(1) ミャンマーでは,外国人は金持ちとのイメージがあり,日本人にもそういった印象が定着していますが,東南アジア地域で被害が多発している睡眠薬強盗やいかさま賭博等の被害は今のところ当館には報告されていません。邦人旅行者の被害例としては,インレー湖やバガン等からヤンゴンへの夜間長距離バスやヤンゴン市内の路面バス,ヤンゴン市内のレストランや人気のない路上等でカバンなどから現金等を盗み取られる被害が複数報告されています。また,アパートへの侵入・窃盗事件なども報告されています。これら以外にも不動産に絡んだ投資詐欺や共同経営の話を持ちかけ出資だけさせるといった詐欺被害も報告されていま す。

 


 
(2) ヤンゴン市内では,主に工場労働者等の低所得者層が居住する郊外地区を中心に,凶悪犯罪が発生しているとされています。例えば,ラインタヤー地区では,「窃盗,ギャング強盗,けんか,レイプ,恐喝等が頻発」,「約70万人の居住者の内その半数は不法居住者」,「人口約70万に対して,警察官はたった187人」などといった報道のほか,その他の甲が地域でも「通行人が携帯電話や貴金属を奪われるバイクを使ったひったくりが発生している」との報道があります。なお,近年,手軽に田舎の風情が楽しめる観光スポットとして人気が高まっているダラー地区において,サイカー等の利用時における料金トラブルが多発している模様です。

 


 
(3) ミャンマー警察当局は,2016年6月からラインタヤー地区,カマユ地区,ミナミダゴン地区及びタンリン地区の4地区を重点取り締まり地区に指定し,パイロット・プロジェクトとして犯罪取り締まり強化対策を実施しました。更に8月からは,上記4地区に加え,タケタ地区,北ダゴン地区,マヤンゴン地区,サンチャウン地区,ダラー地区,トゥワンテイ地区,インセイン地区,ミンガラドン地区の8地区を重点取り締まり地区に指定しています。上記の内,カマユ地区,マヤンゴン地区及びサンチャウン地区を除く地域は,すべて郊外であり,治安悪化の実態を裏付けるものになっています。なお,カマユ地区等のヤンゴン中心部商業エリアにおいては,店舗等に対する侵入窃盗事件が多発傾向にある模様です。

 


 
(4) 治安悪化に伴い,自衛措置として武器を携行するミャンマー人も少なくないようです。警察当局による夜間の車両検問では,棍棒,鉄パイプ,金属バット等の武器類が多数押収されているとの報道もあります。ミャンマー人とのトラブルには注意してください。居丈高な態度を取ることで,思いがけず「武器による反撃,抵抗」を受ける可能性があります。相手方が飲酒している場合は特に注意が必要です。

(ア)2015年11月には,ヤンゴン市内タムエ地区において,交通上のトラブルから,犯人が相手方であるバスに乗り込み,鉄棒で運転手を殴打し,同バスに放火するという事件が発生しています。近年,車両台数が急増し,渋滞の著しい悪化や駐車場が不足する中,交通上のトラブルを発端として凶悪事件に至るケースも発生しています。

(イ) 2015年2月バゴー近郊において,自転車旅行中に野宿していたスペイン人男性が武器を持った2人組に襲われ重傷を負うという事件が発生しました。

 


 
(5) 夜間に単独でタクシーを利用する女性が,タクシードライバーにより暴行や強盗の被害に遭うケースも散見されています。タクシーに関しては,以下のような事例も発生しており,警察当局も警戒を強化していますが,夜間の利用には,細心の注意が必要です。

(ア) 夜間,単独でタクシーを利用する女性や外国人がターゲットになっています。

(イ) 2015年4月アウンミンガラー・バスターミナルからユザナ・ガーデン・エステートに向かうためにタクシーを利用した女性が,サウスダゴンのミョティ(ヤンゴン市北東部)でタクシー運転手によって,現金と貴金属類を強奪されるという事件が発生しました。

(ウ) 同年5月には,米国人女性がバハン地区にあるレストランからパークロイヤルホテルに向かおうとタクシーを利用した際に,同女性が酔って寝ていたところ,人気の少ない場所まで連れていかれ襲われそうになるという事件が発生しました。女性が抵抗して逃げ出したため,未遂で済んでいます。

(エ)2016年9月,夜間,バハン地区のパールコンドミニアムからライン地区の自宅に帰宅するためにタクシーに乗ったシンガポール人女性が,移動途中,パラミ通り沿いにあるヤンゴン大学ライン地区キャンパスに連れ込まれ,暗がりで暴行されそうになる事件が発生しました。女性はタクシーから逃げ出し被害を逃れたものの,犯人は捕まっていません。

 


 
(6) 近年,以下のような邦人が巻き込まれる事件が報告されています。

(ア) 2011年9月バガン近郊において,単独旅行中の邦人女性がバイクタクシー運転手の男に殺害される事件が発生しました。

(イ) 2014年2月深夜3時頃,駐在員家族の住むコンドミニアムに泥棒が入り,現金や携帯電話が盗まれるという事件が発生しました。家族は就寝中でしたが,他に被害はありませんでした。後に犯人はコンドミニアムの警備員であることが判明しています。

(ウ) 2015年3月,深夜,助手席に男を乗せているハッチバックタイプのタクシーに乗車した在留邦人男性が,同乗者から暴行を受け,金品を奪われるという事件が発生しました。同乗者は,前の座席に乗っていた男の他に,後部トランク部分に複数の男が隠れていた模様 であり,被害に遭った方は飲酒していたこともあり,乗車時には気付かなかった由です。助手席の男を含め,運転手他全員がグルだった可能性があります。なお,犯人らはナイフをちらつかせて金品を要求,被害者の方が抵抗しなかったため,命を奪われるような最悪の 事態には至りませんでしたが,顔がひどく腫れ上がるほど殴打された上に,現金30万チャット及び携帯電話を奪われています。

(エ)2016年9月,夜間タクシーを利用した在留邦人が,目的地に到着しタクシーを降りようとしたところ,車内にバッグが残っているにも拘わらず,タクシー運転手はドアを開けたまま強引に車を発進させました。幸い怪我はありませんでしたが,バッグを強奪されました。

(オ) 2016年9月,昼間在留邦人の女性が仕事で外出中に,自宅アパート(ヤンゴン市レーダン付近)に何者かが侵入し,タンス内で保管していた現金,DVDプレーヤー等を窃取しました。犯人は自宅玄関ドア及び同ドア手前に設置されている鉄柵の南京錠を切断して侵入しています。なお,同人居住のアパートには警備員は配置されておらず,またCCTVカメラも設置されていませんでした。

 


 
当地での滞在を満喫するためにも、まずは「自分の身は自分で守る。」という意識を持ち、安全対策には万全を期してください。

 
出典:外務省ホームページ(http://www.mm.emb-japan.go.jp/profile/PDF%20file/honbun.pdf)

 

 

投稿者:

Medici

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