スリランカへの旅行を検討中の皆様へ

本記事では日本国外務省の配信情報をもとに、スリランカへの旅行・観光時の留意事項をご紹介致します。

 

 
1 写真撮影の制限
 軍事施設,公安施設,空港,港等では写真撮影が禁止されています。また,一部の寺院では寺 域内での写真撮影が禁止されています。

 
2 各種取締法規
(1)麻薬
入国時の麻薬持ち込み,麻薬の売買・所持には厳罰(最高刑は死刑)が科せられます。日本人で逮捕・勾留され,罰金及び国外追放処分を受けたケースもあります。スリランカの法定刑に規定されている主要禁止薬物は,ヘロイン,大麻,アヘン,モルヒネ,コカイン等です。
(2)不法就労
 旅行者が就労することは禁じられています。これに違反した場合は罰金又は禁固刑を科せられるほか,強制退去後は入国拒否の対象となります。
(3)治安維持
外国人によるいかなる政治活動も許されていません。違反した場合は留置,強制退去の対象となります。特に,政治的な不安定要因として,民族問題を抱えているので,言動には十分に注意する必要があります。
(4)銃器所持
銃器所持は許可制(極めて限定的)ですが,過去に許可を乱発したことから,銃による犯罪が発生していますので注意が必要です。
(5)その他取締り
 ア 許可された場所以外での外貨の売買は違法行為です。宝石店等は米ドルで購入できる場合もありますが,これは厳密には法律違反になります。
 イ 売買春行為は厳しく禁じられており,たびたび治安当局により取締りが行われています。
 ウ スリランカ国旗,国歌等への敬意は法律で保護されています。過去には悪意なく国旗を改造した邦人旅行者が逮捕,長期間の勾留を受けた例もあります。又,仏像,寺院及び礼拝所に対する不敬の振る舞いは重い刑事罰を受ける可能性があります。
 エ 自然保護区や国立公園内では,あらゆる動植物の採取が禁止,又,蝶や蛾,サンゴは全国的に保護対象となっており,採取等した場合には逮捕後,相当の罰金刑を科されます。   
(6)一般的な交通事情  
習慣として,人よりも車が優先と考えられています。車の通行は日本と同じ左側通行で,助手席のシートベルト着用も義務化されています(罰則あり)。また2015年8月11日から制限速度が定められ,普通車の場合,都市部では最高速度50キロメートル,郊外においては最高速度70キロメートルに制限されています。道路は一応舗装されていますが,陥没などが多く,決して良い路面状態ではありません。ロータリーでは右側から来る車両が優先です。また,交差点では規則上は直進車が優先となりますが,右折車が突然飛び出すことがあるので十分注意が必要です。信号や道路標識が少ない上,車の通行が多いため,道路は大変混雑します。
 運転マナーは概して非常に悪く,無理な割り込みや追い越しが多く見られます。車を運転する際には,歩行者の飛び出し,牛等の動物の存在,他の車による無謀な追い越しや合図なしの急な車線変更等に注意が必要です。また,夜間走行では,街灯が少なく道路が暗いため,ハイビームで走ってくる車が多いので注意が必要です。

 
3 長期滞在者向けの注意事項
 現地に3か月以上滞在される方は,緊急時の連絡などに必要ですので,到着後遅滞なく在スリランカ日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき,又は日本への帰国や他国に転居する(一時的な旅行を除く)際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の届出は,在留届電子届出システム(ORRネット,http://www.ezairyu.mofa.go.jp )による登録をお勧めしますが,郵送,ファックスによっても届出を行うことができますので,在スリランカ日本国大使館まで送付してください。

 
出典:外務省 海外安全ホームページ(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=006)

 

 

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