5月10日から11日にかけて，マナグア市内の大学に籠もる学生への襲撃事件等を踏まえて，国内各地における道路封鎖を含む抗議活動，タクシードライバーによるストライキ等が発生するなど，国内での抗議活動が活発化しています。

 
テレビ，インターネット等により最新情報の入手に努め，不要，不急の外出を控えることをお勧め致します。

 

 
１　大学における襲撃事件
　
１０日夜から１１日未明にかけて，マナグア市内の国立自治大学（UNAN）及びニカラグア工科大学（UPOLI）において抗議活動を続ける学生らが襲撃され，少なくとも学生３名が死亡したほか，多くの負傷者が発生しました。これを受け、１１日（金），襲撃に抗議する学生らが，中米大学（UCA）からUNANまでデモ行進を行いました。

 
２　全国各地における道路封鎖
　
１１日（木），マナグア県，マサヤ県，カラソ県，チョンタレス県，マタガルパ県等各地の主要幹線道路上において，学生への暴力に対する抗議のため，市民らが敷石でバリケードを作り，タイヤに放火するなどして道路封鎖又は交通制限を実施したことにより，周辺道路は大規模な渋滞が発生しました。

 
３　タクシー運転手によるストライキ
　
１０日（木），４週連続となるガソリンの値上げに反対するタクシー運転手らが，マナグア市メトロセントロ前，マナグア県シウダーサンディーノ市においてストライキを開始し，１１日（金）朝には，マナグア県ティクアンテペ市の環状交差点などにおいて道路封鎖を実施しました。

 
４　オリエンタル市場における衝突
　
１１日（金），マナグア市にあるオリエンタル市場において，略奪をおそれた商店が軒並み閉店するとともに，周辺道路では，与党支持者の自動車が襲われ，放火されるなどの事件が発生しました。

 
在ニカラグア日本国大使館

 
出典：外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成