バーレーンのテロ・治安詳細情報.001

 
皆様におかれましては、事件や不測の事態に巻き込まれることのないように最新の情報入手に努めてください。

 

 
1.預言者ムハンマドの命日は、イスラム教徒にとって重要な宗教行事のひとつで、各シーア派居住区においても、行列や集会等の関連行事が行われますが、特に、11月17日(金)夕方~18日(土)午前中~昼頃は、マナーマ・スークを中心とする地域に、最大数万人の信者が集まる見込みです。これに伴い、バーレーン治安当局は、同地区周辺を交通規制するとともに、同行事がテロの対象となるとみて、警戒強化(武装警察官及び警察犬の増強配置等)を行うことから、周辺の交通渋滞も予想されますので、この期間は、同地区周辺には近付かないでください。

 
2.邦人の皆様には、シーア派地区に近づかないようお知らせしていますが、大通りや一般市街地においてもシーア派のモスクがありますので、近くを通行しなければならない際には、十分注意してください。以下は、邦人の皆様がよく利用する道路や施設の近くにあるシーア派のモスクです。

(1)マナーマ・スーク内には複数のシーア派モスク、マアタム(集会所)があります。

(2)ラアス・ランマーン・モスク(Ras Rumman Mosque, Block 306, Manama) は、英国大使館の近くにあります。

(3)イーサ・タウン・南モスク(Isa Town South Mosque) は、イーサ・タウンのシェイク・サルマン・ハイウェイから見えます。

(4)イマーム・サーディク・モスク(Imam Sadiq Mosque, Daily QueenやWater Gardenの近く)は、マナーマのシェイク・サルマン・ハイウェイ脇にあります。

※以上が全てではありません。具体的な場所は、地図検索サイト等でご確認ください。

※一般に、シーア派のモスクは「壁面に青いモザイクがある」のが特徴です。

 
3.ご注意

●シーア派地区内では、突発的な抗議活動や治安部隊との衝突が発生する可能性がありますので、昼夜を問わず立ち入らないでください。

●シーア派地区(修繕されていない古い建物が多い、落書きが消されていない、黒い旗が掲げられている等の特徴があります。国内各地に点在しておりますが、これらの特徴により見分けることができます)では、参集者と治安部隊との間で度々衝突(石や火炎瓶の投てきに対治安部隊が催涙ガス弾や散弾銃で応戦)があるほか、タイヤ放火やガレキ等の障害物により道路が封鎖され、渋滞が起こり、ときには脱出できない場合があります。

●本年5月以降、デモ等の抗議活動や治安部隊との衝突があった地区は下記のとおりですので、特にご注意下さい。

バニ・ジャムラ(Beni Jamrah 地図2)
ディラーズ(Diraz 地図3)
バールバール(Barbar 地図4)
マカバ(Maqaba 地図5)
マルハ(Al Markha 地図6)
サール(Saar 地図7)
アブ・サイビ(Abu Saybi 地図11)
シャクラ(Shakurah 地図12)
ムクシャ(Al Muqsha 地図13)
カラーナ(Karranah 地図15)
カルババード(Karbabad 地図16)
ムサラ(Al Musalla 地図18)
ジドハフス(Jidhafs 地図19)
デイエ(Ad Daih 地図20)
サナビス(Sanabis 地図21)
ビラード・アル・カディーム(Bilad Al Qadeem 地図24)、
サルマバード(Salmabad地図27)
アーリ(Aali地図28)
ブーリ(Buri 地図29)
サナド(Sanad 地図32)
ヌウェイドラート(Nuwaidrat地図33)
マーミール(Maameer 地図34)
エクル(Akr 地図35)
シトラ(Sitra 地図36)
ドミスタン(Damistan 地図38)
カルザカン(Karzakkan 地図39)
マルキーヤ(Malkiya 地図40)
シャフラカン(Shahrakkan 地図42)
サマヒージ(Samaheej 地図46)

【地図】
http://www.bh.emb-japan.go.jp/japan/MAP_%20Demonstration%20Notices.pdf

 
4.その他

○ 事件や不測の事態に巻き込まれることのないように最新の情報入手に努めるとともに、緊急時の連絡手段を確保してください。

○ 11月10日(金)夜のパイプライン爆発事件は、シーア派地区内で発生しました。シーア派地区内には、昼夜を問わず立ち入らないで下さい。

○ 数年来バーレーンで発生している爆発物や銃器使用のテロ事件は、警戒中の警察官を狙ったものです。警戒中の警察官及び車両には、近付かないでください。

○ 治安当局による警戒強化のため、検問や職務質問(身分確認や所持品検査等)が随所で行われ、それに伴う渋滞や混乱も予想されますので、ご注意ください。

○ ショッピングモール、ホテル、観光施設、市場等不特定多数が集まる場所に行く際には、周囲の状況に注意を払い、「爆発音を聞く」「煙を見る」「人が多数集まっている」ほか不審な状況を察知したら、直ちにその場を離れるなど、安全確保に十分注意を払ってください。

 
在バーレーン日本国大使館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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