アメリカのテロ・治安詳細情報.001

 
フロリダ州各地に夜間外出禁止令が発令中です。夜間・早朝の外出は厳に控えるとともに、治安の悪い人気のない場所には立ち入らないでください。

 

 
1.ハリケーン「イルマ」の影響によって、フロリダ州内各地の主要空港が閉鎖されています。このため、航空便に多くの欠航が発生している上、機体や乗員の手配が間に合わず、航空ダイヤの混乱が長期化しています。現状では、空港の航空会社カウンターに直接出向いてもすぐに搭乗できる保証はありませんので、空港に移動する前にインターネット上で空港当局の公式ツイッターやホームページを確認することは勿論、航空会社のホームページでご自身の座席を確保した上で最新の運行状況を確認してから行動するなど、慎重に対応してください。米系大手航空会社であれば、日本語での電話番号もあります。また、ご自身の航空券を手配された旅行代理店にも相談してみてください。

 
2.フロリダ州各地に安全確保・治安維持を目的とする夜間外出禁止令(Curfew)が発令されています。これに違反した場合、状況によっては地元警察に身柄拘束される可能性もあります。フロリダ州内の治安は維持されており、地元警察当局も災害復旧に向けて鋭意対応していますが、報道によると一部地域では略奪等も発生している模様です。夜間外出禁止令を遵守することは勿論、各種犯罪被害に遭うことのないよう、夜間・早朝の外出は控え、治安の悪い人気のない場所には立ち入らないなど、安全に十分注意して行動してください。

 
3.ハリケーンの影響による浸水、倒木、大規模停電、信号機破損、地元当局による各種交通規制等の影響のため、フロリダ州各地で道路の通行に様々な支障が生じています。車で移動する際は、交通事故、パンク、ガス欠等の各種トラブルに十分注意し、ご自身の安全を最優先として適切に判断、行動してください。
※ 交通状況の確認は、以下のフロリダ州交通局(FDOT)の「FLORIDA 511」ホームページ等を参考にしてください(511番に電話も可能)。

 
4.現在もフロリダ州各地において、650万世帯以上(11日12時時点)の大規模な停電が継続しており、その復旧には相当の期間を要する模様です。停電中に密閉された部屋での発電機の使用やガスコンロの使用は、火災や一酸化炭素中毒等の危険があるので非常に危険です。絶対にお止めください。

 
5.ハリケーン通過後には、電線が切断されて垂れ下がったり、水溜りに電線が入ったりするなど、感電の危険性がある上、道路冠水の影響により道路と水路の区別がつかずに車両水没事故の危険性もあります。また、倒木やがれき等による負傷、感染症、危険動物、危険物質の流出等も懸念されますので、地元当局の情報を参考にしながら、安全確保を最優先として慎重に行動してください。

 
6.ハリケーン通過後、天気が回復するにつれ、フロリダ半島ならではの高温多湿の気象状況が戻ってきます。屋外での各種作業の際は、決して無理をせず、水分と休息を十分にとりながら、熱中症等の体調不良にならないようご注意ください(一部地域では、水道水が汚染されている可能性があるため、水道水煮沸勧告(Boil Water Advisory)が発令されていますので、地元当局の情報を確認してください。)。また、大規模停電のため、空調が長時間効かない状況下にある方も、例え屋内であっても体調管理には十分注意してください。

 
在マイアミ日本国総領事館

 
出典:外務省海外旅行登録「たびレジ」提供情報を加工して作成

 

 

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